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羽田/台北・松山路線開設へ合意、関西・中部以遠は欧州にも拡大

  • 2009年12月14日
 国土交通省航空局によると、日本と台湾の航空関係に関する民間協会間の合意で、2010年10月に予定される羽田第4滑走路供用開始後の羽田/台北(松山)線の開設が合意された。昼間時間帯に日本、台湾ともに1日4便ずつの運航を可能とした。これを受け、日系各社がコメントを発表。日本航空(JL)は社長の西松氏のコメントとして、「大変意義深いこと。日本と台湾の交流拡大に繋がる。羽田空港発着便のさらなる充実をはかりたい」と発表し、1日2便を運航したい考えだ。また、全日空(NH)も「日本と台湾双方の交流発展の良い機会」とし、前向きに就航の検討に入るとした。また、エバー航空(BR)も喜ばしいことと歓迎し、就航に向けて計画中にあることを明かした。

 また、今回の合意では台湾/関西、中部路線を合計週28便から週45便相当へ大幅に拡充。さらに関西、中部以遠権では、現在の2地点から11地点に大きく拡大し、現行のアメリカ西海岸2地点からアメリカ5都市と、さらにヨーロッパの6都市の計11地点に広げた。このうち、旅客便の対象となるのは、ロサンゼルス、ダラス、ヒューストン、モスクワ、アムステルダム、プラハの6地点で、以前の指定地だったシアトルは貨物・旅客便ともになくなった。これにより、台北発日本経由欧州線の可能性が生まれたことになる。このほか、沖縄/台北路線を拡充し、旅客便ではエバー航空(BR)の台北/沖縄路線の開設を可能とした。


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