ベトナム、ダナンなど中部エリア周遊の提案強化−日本語ガイド増に期待も

  • 2009年9月24日(木)
 ベトナム航空(VN)は9月17日、東京で今年度の「日メコン交流年」の仕上げと位置づけたベトナム観光セミナーを開催した。セミナーではベトナム観光総局副会長のグエン・マン・クン氏やダナン市観光局のマイ・ダン・ヒュー氏らが登壇し、今後、中部のダナン市への誘客に力を入れるプロモーション方針を明確にした。

 ダナンは、近隣諸国への物流拠点で日本企業が多数進出しているなどビジネス面でも日本と結びつきがあるほか、近郊には世界遺産をはじめとしたレジャー面での素材が豊富という。世界遺産は、日本人町として知られるホイアン、古都フエ、遺跡のあるミーソン聖域と、フォンニャ=ケバン国立公園の4つ。加えて90キロメートルにおよぶビーチ沿いでは、ゴルフ場を備えたリゾート開発も進んでいる。この地域の日本語ガイドは現在40人ほどだが、日本人観光客の集客を見通し、ダナン市内の語学学校や大学には日本語ガイド養成コースが新設されたという。

 また、VN日本支社の青木氏は、北部にある世界遺産のハロン湾、中部のホイアンとフエ、南部ホーチミンを「重点販促デスティネーション」と紹介。ハロン湾とダナン、またはホーチミンとダナンのコンビネーションで販売していきたい考えから、「コンビネーション料金や中部料金を設定している」と案内した。VNは現在、東京、大阪、名古屋、福岡の4都市から週42便を運航しており、ダナンやニャチャンなど中部の都市へはハノイ、ホーチミンからの同日接続が可能だ。

 青木氏はこれに加え、「ベトナムのみならず、カンボジアやラオスを含めたインドシナ半島全体の発展をめざす」として、周遊プランを推奨。シェムリアップ(カンボジア)のアンコールワットや古都ルアンパバン(ラオス)など隣国の世界遺産を組み合わせ、航空機の利用で7つの世界遺産をつなぐ構想を示した。「周遊型ならアジアでも10万円以上の高額商品が設定可能」として、旅行会社の収益性に配慮しつつ共同で取り組みたい姿勢だ。12月からは、日本からホーチミン到着後にプノンペンやシェムリアップ、バンコクへ同日接続する各便の就航を開始。利便性向上とラインナップの拡大を図る。

 なお、セミナーではこのほか、修学旅行誘致のために今年初めて実施した研修旅行について触れられ、日本旅行業界(JATA)ビジット・ワールド・キャンペーン(VWC)部長の築沢完寿氏とベトナム側双方から、今後もVWCとタイアップしてプロモーションを継続していく意思が表明された。

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