旅のテーマ:ヨーロッパ、川の旅(3)エルブロンク運河(ポーランド)
- 2009年4月1日(水)
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陸地を走る船
ヨーロッパではさまざまなリバークルーズが楽しめるが、今日は「船が陸地を走る」という、ちょっと変わった運河クルーズを紹介しよう。
ポーランドの北部、バルト海に面したポーランド最大の港町グダンスクから40キロメートルほど内陸にあり、中世にはハンザ同盟に加盟、交易の要として知られたゴシック建築の町エルブロンク。ここから内陸のオストルーダまでを結ぶエルブロンク運河は、全長が約82キロメートルあり、そのうちエルブロンクの町寄りのブチニークからカルニーまでの約10キロメートルの間の水位差は100メートル近くもある。
もともと周辺で産出する物資(おもに木材)を運ぶため1860年に造られた運河で、水路同士の水位差100メートルを解消するため、4つの水門と5つのスリップウェイが設けられた。スリップウェイとは、レールと台車を使って船を陸上に引き上げ、次の運河まで運ぶ装置。
船は水面下に敷かれたレールに設置された台車に乗せられ、水力を使って地上に引き上げられる。台車に乗せられた船はそのまま陸地を走って次の水路へ。船が水面に入ったところで台車から離す。この乗ったり降りたりを5回繰り返し、100メートルの高度差を解消していく。船が陸地を「走る」距離は、合計で2キロメートルになるという。
物資輸送用に造られた運河は、やがて鉄道や自動車にとって代えられたが、第二次世界大戦後の1948年に観光用として甦り、現在では観光客の人気のアトラクションとなっている。スリップウェイを進む間、乗客は船に乗ったままなので、なんとも不思議な体験ができる。100メートルといえば、30階建てのビルの高さに匹敵するのだから、すごい話だ。
田園と野鳥を楽しむ
エルブロンク運河の楽しみは、これだけにとどまらない。運河周辺はポーランドの素朴な田園風景が広がり、渡り鳥を含め210種もの鳥が生息するエリア。おいしい空気を吸って手付かずの自然と触れあうことができるクルーズのルートである。
運河には複数の寄港地があるが、5つのスリップウェイを体験できるエルブロンク/ブチニーク間の所要時間は4時間50分。2、3スリップウェイのみを通過する2時間程度のクルーズもパッケージツアーでは利用されているようだ。運航は5月から9月のみ。来年のショパン生誕200周年で盛り上がりを見せる、ポーランド旅行のアトラクションに加えてみるのも一案だ。
▽ポーランド政府観光局
http://www.poland.travel/
http://blogs.yahoo.co.jp/dziendobrywieczor/
▽今週の旅のテーマ
◆旅のテーマ:ヨーロッパ、川の旅(2)ブルージュ〜ダム運河(ベルギー)(2009/03/31)
◆旅のテーマ:ヨーロッパ、川の旅(1)ローヌ川(フランス)(2009/03/30)
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もともと周辺で産出する物資(おもに木材)を運ぶため1860年に造られた運河で、水路同士の水位差100メートルを解消するため、4つの水門と5つのスリップウェイが設けられた。スリップウェイとは、レールと台車を使って船を陸上に引き上げ、次の運河まで運ぶ装置。船は水面下に敷かれたレールに設置された台車に乗せられ、水力を使って地上に引き上げられる。台車に乗せられた船はそのまま陸地を走って次の水路へ。船が水面に入ったところで台車から離す。この乗ったり降りたりを5回繰り返し、100メートルの高度差を解消していく。船が陸地を「走る」距離は、合計で2キロメートルになるという。
物資輸送用に造られた運河は、やがて鉄道や自動車にとって代えられたが、第二次世界大戦後の1948年に観光用として甦り、現在では観光客の人気のアトラクションとなっている。スリップウェイを進む間、乗客は船に乗ったままなので、なんとも不思議な体験ができる。100メートルといえば、30階建てのビルの高さに匹敵するのだから、すごい話だ。
田園と野鳥を楽しむ
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