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日本・フィリピン航空協議、乗り入れ地点は自由化、輸送力は拡大

  • 2008年12月1日
 日本とフィリピンの航空当局間協議が11月26日と27日に開催され、日本とフィリピンの双方の乗り入れ地点の自由化に合意した。日本側はアジアゲートウェイ構想に基づき、首都圏関係路線をのぞく両国間の輸送力の自由化を提案したが、フィリピン側が輸送力の自由化を時期尚早とし、段階的な増加を主張。このため輸送力は、エアバスA320型機に換算した場合、日本側とフィリピン側の双方に、関空または中部/マニラ間を週14便増、福岡/マニラ間を週10便増、東京以外/マニラ以外を週28便増としたほか、フィリピン側からクラークの輸送力増加の要望があがり、関空または中部/クラーク間を週6便増加した。

 なお、現在の運航状況は週あたり、日本側が日本航空(JL)の旅客便14便、貨物便1便の計15便。フィリピン側がフィリピン航空(PR)とセブ・パシフィック航空(5J)の旅客37便のみ。運航地点は、日本企業側は東京の1地点、マニラの1地点だが、フィリピン企業側は、東京、大阪、名古屋、福岡の4地点、マニラ、セブの2地点であった。


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