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近畿日本ツーリスト、中期経営計画を策定−利益重視で中核事業再生を

  • 2008年11月12日
 近畿日本ツーリストは、2009年1月から2011年12月まで3ヵ年の中期経営計画を策定した。この期間の主力事項は、利益重視による中核事業の再生、新たな成長領域への経営資源の投入、業種や国を超えたM&Aと提携を掲げる。このため基本方針は、中核事業にあたる個人旅行や団体旅行で専門性や独自性、効率性を徹底的に追求することで、安定的な利益を得ることを目指す。成長が期待されるグローバル、MICE、eコマースの各市場で重点的な投資、KNTグループと近畿日本鉄道のグループ力を活かした新プラットフォーム戦略の推進による事業拡大、マーケット集中が進む首都圏への資源シフトをあげている。

 期間中の連結業績目標は、2009年が営業収益800億円とし、2011年には849億円、営業利益は09年に9億円を11年に35億円とする。また、分野別では海外旅行の取扱額が09年度に1677億円のところ11年に1748億円、国内旅行は09年に2818億円から11年に2913億円、国際旅行は09年に91億円のところ11年に110億円としている。