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アンコール航空、財務問題で運航中止−日本GSAは7月末には補償終える見込み

  • 2008年5月13日
 アンコール航空(G6)は先週、財務問題の深刻化を理由に運航を停止した。G6は、2007年11月から日本/シュムリアップ間で年間250本以上の規模をめざしてITCチャーターの運航に着手したものの、3月に運航を取り止めていた。4月まで日本総代理店(GSA)を務めたエイジェイシー(AJC)代表取締役の宮本保雄氏によると、「実質上のオーナーが背任横領の疑いで逮捕された」としており、経営者不在のによる資金難が運航停止の引き金になった模様だ。

 なお、AJCは3月21日以降のチャーター便を利用する商品を設定していた旅行会社に対し、振り替えやクレーム処理に要した費用の補償を進めており、「7月末までに補償を終える予定」という。対象の旅行会社は数十社にのぼり、実際の経費と補償金額は必ずしも同一でない場合があるものの、旅行会社には「ご理解いただいている」という。現在、AJCはG6に対して訴訟準備を進めているという。


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