JTB関東は、トキの野生復帰連絡協議会の会員である里地ネットワーク、およびソニーミュージックコミュニケーション（SMC）と共同で、「トキの野生復帰支援プロジェクト」を開始する。ビオトープ作りなどトキの野生復帰の環境作りのサポートをする、法人サポーター会員の募集が目的。トキの野生放鳥は08年から開始され、2015年には60羽のトキが佐渡の自然の中で人と共生する環境作りを実現することが最終目標となっているが、そのためには80ヘクタールのエサ場の確保が必要で、年間8000人の現地サポーターが必要だという。まずは08年の放鳥までの50団体の法人サポーター会員の協力を目指す。

　プロジェクトの中でJTB関東は、佐渡市や新潟県の自治体、地元のNPOらと共同で、法人サポーター向けのビオトープツアーを企画。キックオフツアーとして6月10日と11日に、法人サポーター会員の第1号である金羊社と、里地ネットワーク、SMC、JTB関東の社員が参加し、ビオトープ作り作業を行なう。また7月14日と15日にも、金羊社によるビオトープツアーを実施する。