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JTB、最初の地域事業会社を東北に発足、持株会社への移行準備の一環で

  • 2005年3月4日
 ジェイティービーは初の地域別事業会社として、4月1日から株式会社JTB東北の営業を開始する。これは06年4月の事業持株会社への移行に向けて推進している、機能別および地域別事業会社の設立準備に伴うもの。現在、21支店で展開する株式会社ジェイティービー東北に、JTBの東北地区7支店を営業譲渡し、4月1日に名称変更する形で新会社を発足。代表はジェイティービー東北の社長の高橋信氏が就任する予定で、JTBの社員は新会社へ転籍または出向となる。
 新会社では従来から実施している東北発の旅行に加え、東北の観光資源を生かした地域観光の活性化や、国内、および外国人観光客の誘致など受地型旅行のビジネスなど、事業領域をJTBグループが目指す「交流文化産業」へ拡大し、事業基盤の強化を図る。初年度は取扱額で前年比8%増の475億円、175億円の経常利益を目指し、07年度には取扱額で490億円、215億円の経常利益を目指す。
 なお、新会社の発足を記念し、05年度には記念事業や記念旅行商品を計画。3月18日にはソウルの伝統家屋村地区を訪れる体験型の旅行や、仙台発のグアムツアーなど、話題性やテーマ性の高い商品を販売する予定だ。