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東急、平成15年12月期連結・単体の業績予想を下方修正

  • 2003年5月27日
 東急観光は平成15年12月期中間期(平成15年1月1日〜6月30日)、および通期(平成15年1月1日〜12月31日)の連結、単体の予想を下方修正した。期初の中間連結予想で経常利益3000万円の赤字から10億円の赤字、中間純損益9000万円の赤字から10億円の赤字、単体では経常利益3億2000万円から5000万円、中間純利益2億7000万円から3000万円とした。また通期の連結は経常損益12億5000万円の黒字から4億9000万円の赤字、当期純損益11億円から5億7000万円の赤字、単体の経常利益11億4000万円を8900万円、当期純利益10億4000万円を8100万円にそれぞれ下方修正した。イラク戦争および新型肺炎(SARS)の影響による海外旅行市場の需要の悪化に伴い、国内旅行へのシフトを図った。しかし、期初の予想には至らないことから、今回の下方修正に至った。
 なお、東急観光は第3者割当による新株式を発行する。割当先は東京急行電鉄で、発行新株式は900万株、発行価格は85円の総額7億6500万円である。この増資により、東急電鉄は東急観光の66.59%の株式を所有することとなる。払込期日は6月12日。今回の増資調達金の諸費用となる約700万円を除く7億5800万円は、営業資金に充当する。

▽平成15年12月期中間(平成15年1月1日〜6月30日)
・連結 (修正値/当初予想値/増減額)
売上高/113億円/118億円/5億円減
経常利益/3000万円(赤字)/10億円(赤字)/9億7000万円減
中間純利益/9000万円(赤字)/10億円(赤字)/9億1000万円減

・単体 (修正値/当初予想値/増減額)
売上高/84億2000万円/85億7000万円/1億5000万円減
経常利益/5000万円/3億2000万円/2億7000万円減
中間純利益/3000万円/2億7000万円/2億4000万円減

▽平成15年12月期通期(平成15年1月1日〜12月31日)
・連結 (修正値/当初予想値/増減額)
売上高/258億2000万円/271億円/12億8000万円減
経常利益/4億9000万円(赤字)/12億5000万円/17億4000万円減
中間純利益/5億7000万円(赤字)/11億円/16億7000万円減

・単体 (修正値/当初予想値/増減額)
売上高/185億6000万円/190億円/4億4000万円減
経常利益/8900万円/11億4000万円/2億5000万円減
中間純利益/8100万円/10億4000万円/2億3000万円減