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熊本豪雨、球磨川氾濫で宿泊施設25軒が床上浸水

 熊本県を襲った記録的豪雨で7月4日、球磨川が氾濫した熊本県南部の人吉市周辺では、宿泊施設も大きな被害を受けている。

 熊本県ホテル旅館組合では西上佳孝理事長(熊本市中央区・旅亭松屋本館)が5日、被災状況を確認するため現地を訪れた。

 人吉市内には23軒、上球磨地区には4軒の組合員施設があり、このうちやや標高の高い場所に位置する2軒を除き、すべての施設で床上浸水などの被害があった。ただ、宿泊客や従業員、経営者の負傷などは報告されていない。

 同事務局の林田祐典事務局長は、西上理事長の話として、「ほとんどが床上浸水、しかも、軒先まで水に浸かった旅館も多かったと聞きました。市内では避難所が設けられていますが、被災者を宿泊施設で受けいれられる状況にはありません」と電話取材に答えた。

 現地は、電話が通じない宿泊施設も多いと言う。6日午後も断続的に激しい雨が降っている。


情報提供:トラベルニュース社