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花火大会、全国で11ヶ所で開催決定-6月末時点

 日本煙火協会はこのほど、2020年の花火大会スケジュールを発表した。コロナ禍の影響で多くの花火大会の中止がすでに発表されているが、6月末現在では全国で11の花火大会の開催が決まっている。

 例年、同協会では、過去の継続性など独自の観点から調査を行い全国約220カ所について大会の概要を掲載しているが、今年は地域別で開催が決まっているのは北海道1、東北1、関東2(確認中4)、中部4(確認中3)、近畿1(開催日未定の延期1)、九州2(開催日未定の延期1)にとどまっている。中国と四国は発表時点で0。

コロナ禍を吹き飛ばせ(和歌山県白浜町の花火大会=イメージ)

 北海道では、洞爺湖畔湖上で打ち上げられる「第39回洞爺湖ロングラン花火大会」が7月1日―10月31日の20時45分から21時5分まで行われる。洞爺湖温泉街のどこからでも見ることができる。水中花火は特に人気があり、しだれ柳のように湖面付近まで火の粉が落ちていく「洞爺湖しだれ」は必見だ。

 東北では、秋田県横手市で9月14日19時から21時にかけて「第97回増田の花火」が開かれる。秋田県内で最も古い歴史を持つ花火大会。二尺玉や豪華スターマイン、尺玉の早打ちなど打ち揚がる花火が夜空を彩る。

 関東では、茨城県土浦市で11月7日(荒天時は14日)に「第89回土浦全国花火競技大会」が行われる。大正14年から続く大会で、全国の煙火業者約60社が技を競い合う国内屈指の花火競技大会。10号玉、スターマイン、創造花火の3部門で競われるほか、菊や牡丹など代表的な花火を解説付きで打ち揚げる「レクチャー花火」、大会提供花火「ワイドスターマイン 土浦はなびづくし」は圧巻。
また、東京都葛飾区では10月10日(荒天時は11日)、「第54回葛飾花火大会」が開催される。半世紀以上の歴史があり都内でも屈指の臨場感。グランドフィナーレは怒涛の打ち上げで、夜空を白銀の世界に染め上げる大空中ナイアガラで締めくくる。

 地域別ではもっとも多い4大会が予定されている中部。長野市で1899年に始まった「第115回長野えびす講煙火大会」は、全国でも珍しい11月の花火大会。今年は23日に開かれる。全国の花火師が一堂に会する全国10号玉新作花火コンテストなど日本屈指の花火師の華麗な競演が楽しめる。
静岡県浜松市の浜名湖パルパルでは「パルパル花火ナイト」が8月1・2日、7日―16日、21日―23日に開かれる。
静岡県熱海市では8月5日・18日・21日・23日・27日の20時:20分から30分間「夏季熱海海上花火大会」が行われる。フィナーレは熱海名物の「大空中ナイアガラ」。

 岐阜県大垣市では10月10日(荒天時は17日に延期)、「第64回大垣花火大会」が開かれる。BGM付きで大垣でしか見られない企画、演出を行う。

 近畿では、三重県桑名市のナガシマスパーランドで8月2日、9日―16日、22日・23日の20時から20時30分に「長島温泉 花火大競演」が行われる。全国有数の花火師が毎回日替わりで打ち上げる。特設会場では庭園花火を間近で見られる。

 九州では、福岡県久留米市で「第361回筑後川花火大会」が10月25日に開催。迫力満点の京町会場と尺玉が打ち上げられる篠山会場の2会場で展開する。
熊本県八代市では10月17日(荒天時は11月7日)、「第33回やつしろ全国花火競技大会」が行われる。西日本で唯一の全国花火競技大会で、10号玉、5号玉、スターマインの3部門で全国の有名花火師の競演が楽しめる。


情報提供:トラベルニュース社