【コラム】街の変化と生活の変化と-どうなるリファンド問題

  • 2020年4月17日(金)

[総評] 緊急事態宣言が出て以降、近所に買い物に行く以外は家にこもっており、本当は銀座や新橋、渋谷や新宿の様子を見にいきたい気もするのですが、今のところ自粛しています。皆様はどのようにお過ごしでしょうか。

 私が今住んでいるのは東京の三軒茶屋ですが、人出にはあまり変化がないようです。越してくる前の三軒茶屋のイメージは飲食店街であり出かける場所でしたが、住んでみると非常に庶民的な側面があり、この数年は「野菜は八百屋、豆腐は豆腐屋」という昭和な生活を送っています。そのように生活と繁華が境目なくオーバーラップしている街ですので、普段との差を感じにくいのではないかと思います。

 テレビのニュースで、どこかの商店街でもむしろ人出が増えて八百屋の売上が伸びているというようなことを伝えていましたが、こうした生活習慣の変化はコロナが収束した後にもきっと痕跡を残していくでしょう。行動制限は年単位で続くという話もあり、そうなると最早ありとあらゆるものが変化することになりそうです。旅行業界としても、例えばテレワークが浸透することで収束後にも出張の一部がその必要性を問われる、というようなことが起き得ます。

 ちなみに三軒茶屋の飲食店に話を戻すと、以前は予約をしないと入りにくかったような人気飲食店がテイクアウトを始めるなど営業努力をしている一方、逆にいつもそれなりの稼働率の店がほとんど変わらない客入りで顧客基盤の違いを見せたりもしています。

 そういえば、これもニュースかなにかで常連が先々の飲食代を払って店を支えるというような話を聞きました。前払いで経営が支えられるという図式は、航空会社がバウチャーを現金でのリファンドの代わりとして押し通そうとしているのと同じであるのですが、印象は随分違います。消費者や旅行会社が航空会社を自ら支えるような世界があり得たら、などと思いますが、少なくとも後者は今のままであれば絶対にないでしょうし、前者もあまり想像できません。

 旅行会社だと、倒産した会社の顧客が自身の金より担当者の生活や人生を心配するような話を聞いたことを思い出しますが、航空会社ではどうでしょうか。空港や機内での接客には色々と喜怒哀楽がありますが、経営や営業と現場のサービスが乖離しているのでそういう世界にはならないような気がします。

 リファンド問題については、日本旅行業協会(JATA)が在日航空会社代表者協議会(BOAR)に対して要望書を提出するなど是正に向けて取り組んでいるところですが、果たしてどのような経過をたどっていくでしょうか。海外では国が現金でのリファンドをするよう指示したり、逆に緊急事態としてバウチャーでの対応を認めたりしていますが、日本でもそのような指針が示されて消費者と業界の間で共有されることが一番の解決策なのではないかと思います。(松本)

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