IATA、航空需要の伸びが縮小傾向、国際線はAPACや北米が堅調

  • 2019年12月9日(月)

 国際航空運送協会(IATA)によると、2019年10月の国際線と国内線を合計した航空輸送の実績で、旅客需要の大きさを表す有償旅客キロ(RPK)は前年比3.4%増となった。前年を上回ってはいるものの、9月の3.9%増からは伸び率が鈍化しており、IATAによるとこれは国内線が伸び悩んだためという。

 国際線のRPKは3.2%増で、これに対して座席供給量を表す有効座席キロ(ASK)は1.6%増に留まったため、ロードファクターは1.3ポイント増の81.0%と8割を超えた。RPKを方面別に見ると、北米が4.1%増となったほかアジア太平洋も3.8%増と国宝。最も伸びたのは中東の5.9%だった。ロードファクターが最も高かったのは欧州の85.7%だった。

 国内線のRPKでは、ロシアが5.6%増、中国が5.3%増と好調。米国の4.1%増、ブラジルの3.9%増、インドの3.6%増も目を引くが、日本は1.5%増に留まった。なお、日本は発表されている地域のなかで唯一ロードファクターが70%台となっている。

IATA 2019年10月 国際線需要動向

方面RPK
前年比
ASK
前年比
L/FL/F
前年比
アフリカ+1.8%+3.6%69.0%-1.3pt
アジア太平洋+3.8%+2.7%79.6%+0.9pt
欧州+2.1%+1.3%85.7%+0.7pt
ラテンアメリカ-0.6%-2.3%81.4%+1.4pt
中東+5.9%+0.3%73.5%+3.9pt
北米+4.1%+2.0%82.1%+1.6pt
合計+3.2%+1.6%81.0%+1.3pt

IATA 2019年1月~10月 国際線需要動向

方面RPK
前年比
ASK
前年比
L/FL/F
前年比
アフリカ+4.2%+3.9%71.3%+0.2pt
アジア太平洋+4.4%+4.2%80.8%+0.1pt
欧州+5.1%+4.8%85.8%+0.2pt
ラテンアメリカ+3.7%+2.3%83.0%+1.1pt
中東+2.3%+0.7%76.4%+1.2pt
北米+3.9%+2.3%84.2%+1.2pt
合計+4.3%+3.6%82.2%+0.5pt

IATA 2019年10月 国内線需要動向

市場RPK
前年比
ASK
前年比
L/FL/F
前年比
オーストラリア+1.8%+0.5%82.8%+1.1pt
ブラジル+3.9%+0.7%84.0%+2.6pt
中国+5.3%+6.1%85.4%-0.6pt
インド+3.6%+2.8%83.7%+0.6pt
日本+1.5%-0.1%77.4%+1.2pt
ロシア+5.6%+5.0%84.7%+0.5pt
米国+4.1%+3.6%85.4%+0.4pt
合計+3.6%+3.4%83.9%+0.2pt

IATA 2019年1月~10月 国内線需要動向

市場RPK
前年比
ASK
前年比
L/FL/F
前年比
オーストラリア+0.1%+0.0%79.8%+0.0pt
ブラジル+0.1%-2.2%82.6%+1.9pt
中国+8.5%+9.0%85.0%-0.4pt
インド+4.7%+4.4%87.0%+0.2pt
日本+4.1%+3.0%73.7%+0.8pt
ロシア+7.4%+7.5%84.0%-0.1pt
米国+4.1%+3.2%85.6%+0.8pt
合計+4.5%+4.0%83.9%+0.4pt
◯有償旅客キロ(Revenue Passenger Kilometer、RPK)=運航距離×有償旅客数
◯有効座席キロ(Available Seat Kilometer、ASK)=運航距離×座席数
◯ロードファクター(Load Factor)=RPK/ASK

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