東武トップ、6月は海外・訪日好調も国内苦戦、総取扱額は5%減

  • 2019年8月25日

 東武トップツアーズの2019年6月の旅行取扱概況で、海外、国内、訪日旅行にその他を含めた総取扱額は前年比5.1%減の123億2281万円となった。
海外が6.3%増の28億4525万円、訪日が6.7%増の6億4497万円と好調だったものの、国内旅行が8.5%減の86億7432万円と落ち込み、その他も29.8%減の1億5828万円となった。

 海外旅行では、団体旅行で一般団体が18.3%増、教育旅行も0.5%増となり、合計も16.2%増と大きく増加。個人旅行では企画商品が17.5%減、個札など企画商品以外の個人旅行も6.9%減となったものの、団体旅行が牽引した。

 海外旅行の取扱人数では、団体は1.3%減、企画商品は19.1%減となったものの、企画商品以外の個人旅行が増加し、全体では2.5%増となった。方面別では、団体で欧州・ロシアが62.0%増、シンガポールが40.1%増、その他アジアが34.3%増、ハワイが12.8%増、大洋州が7.7%増などと好調。また企画商品でも、欧州・ロシアが46.8%増、太陽酒が38.5%増と大きく伸びたほか、韓国も12.3%増となった。

 なお、企画商品以外の個人旅行は人数が増えて販売額が減っており、単価の減少が観測されるが、同社経営戦略部広報担当によると特段の要因は把握していないという。

 このほか国内旅行では、団体旅行は8.2%増減となり一般団体が10.3%減、教育旅行団体が6.0%減といずれも前年割れ。個人旅行では、企画商品が6.8%減、企画商品以外の個人旅行が10.5%減となった。