ラグビー強豪国から多数訪日し長期滞在/W杯を前にADARAが分析

  • 2019年7月31日(水)

 9月20日に開幕するラグビーワールドカップ2019を前に、世界の旅行顧客データに特化したADARAがラグビーW杯期間のフライト予約データを分析した。オーストラリアやニュージーランド、イングランドなどラグビー強豪国からのフライト予約シェアが大幅に伸びており、11月2日まで44日間という長丁場の大会であることから訪日旅客の滞在日数も平均で2週間以上を予定していることがわかった。

 分析は、ADARAの提携パートナーである世界各国の航空会社から得たフライト予約データがベース。主要出場国のオーストラリア、ニュージーランド、英国、アイランド、イタリア、フランス、カナダ、アルゼンチン、ウルグアイ、南アフリカの10カ国を対象に絞り、訪日旅客の動向を明らかにした。

 それによると、2018年9月―今年4月の主要10カ国から日本へのフライト予約シェアは全体の5~20%だったのに対し、W杯が開幕する9月後半には約50%まで跳ね上がる。加えて、主要出場国からの訪日旅客のW杯開催期間前後の国内滞在日数は約20%が3週間以上、約40%が2週間以上の滞在予定で平均16.4泊となっている。

 さらに、ビジネスクラスやラグジュアリーな宿泊施設の予約傾向から、ラグビーW杯を目的に訪日旅客は富裕層率が高いと分析。特にヨーロッパからは3分の1以上が富裕層と目されている。

 ADARAでは「観光庁の訪日外国人消費動向の平均9.0日よりも1週間以上長く滞在することがわかり、試合開催の中日を利用した観光や体験ツアーを通じた各種着地型商品やサービスを楽しんでもらうチャンスとなるでしょう」とし、20年の東京オリ・パラへのインバンド施策を強化する絶好の機会と提言している。

 ラグビーW杯は9月20日―11月2日に開催。札幌(北海道)▽釜石(岩手県)▽熊谷(埼玉県)▽東京▽横浜(神奈川県)▽袋井(静岡県)▽豊田(愛知県)▽東大阪(大阪府)▽神戸(兵庫県)▽福岡▽熊本▽大分の全国12都市が会場。


情報提供:トラベルニュース社

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