旅行プランから予約まで一元的に グーグル・トラベル登場

  • 2019年7月3日(水)

 米国ウェブサービス大手のGoogle(グーグル)は米国時間5月14日、旅行プランニングツール「Google Travel(グーグル・トラベル)」のサービス提供を始めた。これまでも旅行プランの表示、ホテルの比較や検索、航空券の比較・予約など旅行にまつわる機能を個別に提供していたが、これを統合。旅行の計画から各種予約まで一元的に旅行サービスを利用できるようになった。“黒船”ともいえる世界的大企業の本格的な旅行サービスの登場に、オンライン・トラベル・エージェント(OTA)各社では警戒感が広まっている。

 「Google Travel」はPC版。統合された機能は、スマホアプリとしてリリースされていた旅行プランニングツール「Google Trips(トリップス)」と、ホテル比較ができる「Googleホテル検索」、航空券比較・予約の「Googleフライト」。

 サービスの核はトリップスが担う。Gmailアカウントを活用することで他のOTAとのやりとりを集約するほか、ホテル予約や航空券予約だけでなく観光地やレストランの口コミなどの情報も利用して、希望に応じた旅行プランを提案する。これまで情報収集にしても予約にしても複数のサイトで別々に検索、比較していたものが、グーグル・トラベルを使えば一元的に利用でき、旅行検討のプロセスを簡潔化。ユーザーの利便性を大きく向上させることになった。

 ホテルや航空券の予約はグーグル上ではなく、OTA・企業・施設など外部のサービスとの間で行うのはこれまで通り。ただ、ホテルを中心にグーグル上で予約できるため、ユーザーにとってグーグルの存在感は大きい。グーグルでは今後、検索やマップなどほかのグーグルのサービスとの連携も計画しており、総合的な旅行プランニングツールとしての価値を高めていく考えだ。

 グーグル・トラベルの存在感が高まることは、ホテル側からすれば歓迎だろう。自社サイトでの直接予約の可能性が広がるほか、OTAの手数料引き下げも期待できるからだ。世界中で生活に深く浸透したグーグルの取り組みが、旅行業界に“変革”をもたらすのでは、と注目を集めている。


情報提供:トラベルニュース社

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