ANAとJAL、GW国際線旅客は2.9%増に、利用率0.6pt増

  • 2019年5月7日

 全日空(NH)と日本航空(JL)が5月7日に発表したゴールデンウィーク(4月26日~5月6日)の国際線の利用実績で、2社合計の旅客数は前年比2.9%増の62万2940人となった。座席数は2.1%増の74万4826席で、利用率は0.6ポイント増の83.6%。

 企業別では、NHの旅客数は1.9%増の33万476人で、座席数は1.0%増の40万4958席、利用率は0.7ポイント増の81.6%。JLの旅客数は4.1%増の29万2464人、座席数は3.5%増の33万9868席、利用率は0.5ポイント増の86.1%だった。旅客数と座席数はNHが、利用率はJLが上回った。

 方面別では、NHの旅客数は1.1%減の13万9706人となった最多の「アジア・オセアニア」以外は増加。最も伸び率が高かったのは「欧州」で14.1%増の3万1796人だった。利用率が最も高かったのは「中国」で8.3ポイント増の89.5%。利用率の伸び率の1位も中国だった。

 JLの旅客数で最も多かった方面は「東南アジア」で3.9%増の8万2912人。伸び率が最も高かったのは「中国」で16.1%増の5万6716人だった。「オセアニア」「台湾」「ハワイ」「グアム」は前年を下回った。

 利用率が最も高かったのは「中国」で6.8ポイント増の94.6%。利用率の伸び率の1位は「オセアニア」で7.0ポイント増の86.1%だった。最も落ち込んだのは「韓国」で3.2ポイント減の80.3%。

 日本発のピーク日はともに4月26日から30日まで。日本着のピーク日については、NHは5月3日から6日まで、JLは4日から6日までとしている。両社が4月19日に発表した予約状況からの増減は以下の通り。