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OATA新体制決まる 徳原理事長を再任、発券限度額を改正

  • 2019年4月16日

 協同組合大阪府旅行業協会(OATA、徳原昌株理事長=大阪国際旅行)は3月27日、大阪市北区のリーガロイヤルホテルで第44回通常総会を開いた。

 任期満了に伴う役員改選では徳原理事長を再任し、副理事長に鈴木隆利さん(ワールド・ツアー・サービス)、専務理事に清水康市さん(三協マネジメント南海コスモツアーサービス)が選出された。

 徳原理事長はあいさつで「今期は高齢化や後継者不足で会員が6社退会したが、新規入会が6社あり、会員数を維持することができた」と報告。クーポン発券については「目標だった前年度比102%を超える104%を達成し、95億3千万円の実績を残すこととなった」と述べ、目標とした数字で対前年度比を上回ったのは18年ぶりの快挙だったことを明らかにした。

 また京都府旅行業協同組合、兵庫県旅行業協同組合と一緒になってつくる「HOK(ホコ)連絡会」のまる得プランのOATAクーポンの発券額は1億円を突破したことも伝えた。

 クーポン事業規約の一部改正では、会員の発券限度額を5千万円とすることを決めた。このほか議案審議では前年度の事業報告から新年度の事業計画や予算などが議案され、いずれも原案通り承認された。

 別会場で行われたOATA連絡協議会(安藤元量会長=安藤予約センター)の総会では、いずれの議案も原案通り承認され、一昨年から共同で取り組む協同組合全旅九州沖縄との連携事業も継続することを決めた。総会終了後には北尻総合法律事務所の弁護士、門林俊夫さんが「『働き方改革』でやるべきこと」を演題に講演した。

 OATAとOATA連絡協議会合同懇親パーティーには約400人が出席。徳原理事長は「HOKの取り組みは旅行会社、受入施設、利用されるお客様にとってもメリットのあるものだ。今年度も力を入れたい」とあいさつし、協同組合全旅九州沖縄の徳永雅典理事長を紹介した。

 徳永理事長は「OATAや連絡協議会の皆さんと情報の共有化を図り、互いに送客しあいたい。これからも商談会などを開いていきたい」と語った。

 安藤会長のあいさつのあと、全旅の中間幹夫社長の乾杯の音頭で懇親パーティーが始まった。


情報提供:トラベルニュース社