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JATA、5回目の「JATAの道」は岩手県宮古市、会員66名が参加

  • 2018年11月13日

トレイルの途中にある三王園地での記念撮影  日本旅行業協会(JATA)は10月26日と27日に、岩手県宮古市を中心とした太平洋沿岸地域で東北復興支援プロジェクト「JATAの道」の5回目の活動を実施した。同プロジェクトは環境省が復興のシンボルと位置づけて整備を進めている、東北地方太平洋沿岸地域のトレイルコース「みちのく潮風トレイル」を活用したもので、2014年度から21年度まで実施する計画だ。

 今回はトレイルのうち、宮古市の北部から中部のルートを中心に視察。団長はJATA副会長で国内旅行推進委員会委員長の坂巻伸昭氏が務め、JATA役員や会員旅行会社社員66名、岩手県などの地元自治体や環境省の関係者36名、計102名が参加した。

牡蠣の殻むき体験  視察では宮古市の真崎から沢尻海岸までと、浄土ヶ浜展望台から潮吹穴までを散策。みやこ浄土ヶ浜遊覧船に乗船したほか、山田町での牡蠣の殻むき体験や街歩き、地元観光関係者との意見交換なども実施した。参加した旅行会社からは、商品化に意欲を示す声が挙がっており、2次交通に課題があるため受注型の団体旅行や盛岡で開催するMICEのオプショナルツアーとしての活用を検討するといった意見や、訪日欧米客向けの旅行商品として将来性があるなどの意見が出された。

 なお、「JATAの道」では2019年は宮城県の気仙沼から南三陸町ルートを、2020年は宮城県の多賀城から塩竈、東松島、石巻、女川町までを回る仙台湾ルートを視察する予定。