ANAとJAL、上期国際線旅客は12.5%増、ANAは初の500万人超

  • 2018年11月5日(月)

全日空、日本航空 半期ごとの国際線旅客数推移(クリックで拡大) 全日空(NH)と日本航空(JL)の2018年度上期(4月~9月)の国際線の運航実績で、2社の旅客数の合計は前年比12.5%増の977万8379人となった。座席供給量を表す有効座席キロ(ASK)は10.5%増、旅客輸送量を表す有償座席キロ(RPK)は13.2%増で、利用率は1.9ポイント増の79.7%だった。

 このうちNHの旅客数は8.6%増の517万2995人で、半期として初めて500万人を上回った。ASKは4.6%増、RPKは6.8%増で、利用率は1.6ポイント増の77.4%となった。JLの旅客数は9.4%増の460万5384人で、ASKは6.9%増、RPKは8.7%増、利用率は1.3ポイント増の82.4%。旅客数はNHがJLを上回ったが、利用率は引き続きJLがNHを引き離している。

日系航空会社2社
2018年度上期 国際線利用実績

全日空日本航空合計
旅客数(人)5,172,9954,605,3849,778,379
前年比108.6%109.4%112.5%
旅客輸送量
(千キロ)
25,788,31622,572,91648,361,232
前年比106.8%108.7%113.2%
座席供給量
(千キロ)
33,315,17927,399,48660,714,665
前年比104.6%106.9%110.5%
利用率77.4%82.4%79.7%
前年比+1.6pts+1.3pts+1.9pts

 方面別の旅客数では、NHは全方面で前年を上回り、最も伸び率が高かったのは「アジア・オセアニア」で10.1%増の359万4474人。次いで「北米・ホノルル」が6.9%増の113万854人、「欧州」が1.8%増の44万7667人となった。利用率が最も高かったのは欧州で、1.1ポイント増の82.0%と8割超に。利用率の伸び率は「アジア・オセアニア」が3.3ポイント増の75.7%と最も伸長した。前年を下回ったのは「北米・ホノルル」で0.4ポイント減の77.6%だった。

全日空 2018年度上期 国際線利用実績

方面旅客数前年比RPK
(千キロ)
前年比ASK
(千キロ)
前年比利用率前年比
北米・ホノルル1,130,854106.9%9,917,311106.5%12,778,802107.0%77.6%-0.4pts
欧州447,667101.8%4,238,577101.8%5,168,633100.5%82.0%+1.1pts
アジア・オセアニア3,594,474110.1%11,632,428108.9%15,367,744104.1%75.7%+3.3pts
合計5,172,995108.6%25,788,316106.8%33,315,179104.6%77.4%+1.6pts

 JLの方面別の旅客数は、「韓国」が3.0%減の28万6631人となった以外は前年を上回った。最も伸び率が高かったのは、昨年9月から成田/メルボルン線のデイリー運航を開始した「オセアニア」で57.6%増の10万214人。次いで「ハワイ・グアム」が18.7%増の62万6650人、「中国」が18.1%増の81万787人と続いた。

 利用率とその伸び率が最も高かったのは「中国」で10.0ポイント増の87.5%。このほか利用率が85%を上回ったのは「欧州」と「韓国」で、「欧州」が2.8ポイント増の86.3%、「韓国」が6.9ポイント増の85.3%だった。利用率が最も減少したのは「東南アジア」で0.9ポイント減の80.8%。「ハワイ・グアム」も0.7ポイント減の79.5%だった。

日本航空 2018年度上期 国際線利用実績

方面旅客数前年比RPK
(千キロ)
前年比ASK
(千キロ)
前年比利用率前年比
米大陸678,157106.7%6,471,909106.5%7,779,467103.6%83.2%+2.3pts
欧州384,526101.6%3,453,474101.7%4,001,81398.4%86.3%+2.8pts
東南アジア1,716,072105.8%6,565,647106.8%8,126,042108.1%80.8%-0.9pts
オセアニア100,214157.6%799,176160.6%1,049,916159.1%76.1%+0.7pts
ハワイ・グアム626,650118.7%3,455,934113.9%4,345,064114.9%79.5%-0.7pts
韓国286,63197.0%326,39195.9%382,53888.2%85.3%+6.9pts
中国810,787118.1%1,497,499117.5%1,711,834104.0%87.5%+10.0pts
合計4,605,384109.4%22,572,916108.7%27,399,486106.9%82.4%+1.3pts
*1 一部に他社によるJL運航便の販売分を含む
*2 一部数値・前年比は推計値の可能性あり

国内線旅客数は0.2%増、利用率は70.5%

 国内線の上期運航実績で、2社の旅客数の合計は0.2%増の3752万8183人だった。ASKは1.2%減、RPKは0.5%増で、利用率は1.2ポイント増の70.5%となった。伸び悩んだ要因は、台風や地震などの自然災害の影響に加え、NHがB787型機のロールスロイス製エンジンの点検・整備の影響で国内線を中心に欠航したことなどが要因とみられる。

日系航空会社2社
2018年度上期 国内線利用実績

全日空日本航空合計
旅客数(人)20,120,12217,408,06137,528,183
前年比99.1%101.4%100.2%
旅客輸送量
(千キロ)
18,529,15313,037,00131,566,152
前年比100.3%100.7%100.5%
座席供給量
(千キロ)
26,683,10118,076,78044,759,882
前年比97.7%100.5%98.8%
利用率69.4%72.1%70.5%
前年比+1.8pts+0.1pts+1.2pts

 NHは旅客数が0.9%減の2012万122人で、ASKが2.3%減、RPKが0.3%増、利用率が1.8ポイント増の69.4%だった。

 JLは旅客数が1.4%増の1740万8061人。ASKは0.5%増、RPKは0.7%増で、利用率は0.1ポイント増の72.1%だった。国際線と同じく旅客数はNHが、利用率はJLがそれぞれ上回った。


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