週間ランキング、1位はLINE相談「ズボラ旅」、Airbnbの箝口令も

  • 2018年6月15日(金)

[総評] 今週の1位は、LINEを使って旅行相談を受け付け販売するサービス「ズボラ旅 by こころから」について、運営会社であるHotspringを立ち上げた有川鴻哉氏に話をお聞きした記事でした。有川氏は20代半ばとお若いだけでなく、すでにITベンチャーの立ち上げと売却も経験されており、今回の旅行サービスも単純なOTAモデルではなくチャットアプリを土台とするなど、既存の枠にとらわれない新しいアプローチをされている印象です。

 こうしたスタートアップの話に触れる時、従来型の世界にどっぷりと浸かった立場からすると、「そうはいってもここはこうだろう」とか「そこを考えないと勝負にならないはずだ」など、従来型の世界で戦うことを前提にした上から目線の分析をしがちで、ズボラ旅についても「このままでは特段の優位性がないのではないか」などと色々考えてしまいます。

 しかし、実際にはスタートアップ各社が持つ本質的な可能性に気づけていない、木を見て森を見ず、といった可能性もあるでしょう。そもそも先方が同じ世界にいようと思っていない可能性もあり、そうなってくると実は風車に挑むドン・キホーテだったというような半分滑稽、半分惨めな姿が浮き彫りになってくるわけで、より多面的かつ多層的な考え方ができるようになっておかなければならないと強く思うわけです。

 その意味では、有川氏がかつて立ち上げたキュレーションメディア「MERY」についてどう捉えるかも、柔軟な考え方の訓練になるでしょう。MERYは、一義的にはWelqに端を発したDeNA傘下のキュレーションメディアによる著作権侵害問題の重要なピースの1つであり、言葉を使って仕事をする身としては当時不快感しか感じませんでしたが、多くのユーザーの心を掴んでいたとして閉鎖を惜しむ声があったのも事実のようです。

 Googleが掲げている「ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる」というフレーズは、良くも悪くも現代のインターネット界隈の考え方をよく表していると思います。先のキュレーションメディア問題はその焦点の絞り方やプロセスを誤った話ともいえ、成長のスピードがもう少し早く、より大きな規模になっていれば、各国で衝突を引き起こしながらも成長を続けているAirbnbやUberのような未来もあったのかもしれません。

 そのAirbnbはちょうど今週、4位の記事の通り全日空(NH)やセコム、カルチュア・コンビニエンス・クラブ、ファミリーマート、ビックカメラなど36社と連携する「Airbnb Partners」なる組織を立ち上げ、記者会見も開いたのですが、今月に入って民泊ホストとして許可されていない物件を一斉に削除し、さらに対象物件に入っていた6月15日から19日の予約を突然キャンセルした問題については一切コメントしないどころか、当初は予定されていた質疑応答も「登壇者のスケジュール変更」を理由に実施しませんでした。

 言いたいことだけを一方的に言う、または送りつけるのみで疑問には一切答えないという姿勢はもはや清々しいほどで、最近流行りの日本大学アメリカンフットボール部問題に似つつも、逆に日大は備えていなかった徹底的な内部統制と普段の饒舌さとの対比は、サイコパスと対峙しているような怖さも感じさせます。

 一方、Airbnbが新しい価値を生み出し、社会に変革をもたらしたことはまごうことなき事実です。個人的にも何度か利用し、利便性や魅力も実感しました。そして民泊は法が施行されたことによって逆にお墨付きが与えられたわけで、これから逆行していくことはないでしょう。こうした二律背反的な状況をきちんと対処できることが、これからの世界で必要な能力であるような気がしています。(松本)

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