「うまさには理由がある」19年秋DCへ受入強化 新潟県が観光商談会、18年の話題は「芸術」

  • 2017年11月21日(火)

 新潟県観光協会(高橋正会長)は10月26日、大阪市北区のホテルグランヴィア大阪で「うまさぎっしり新潟」観光商談会を開き、2019年秋に開催する新潟県・庄内エリアデスティネーションキャンペーン(DC)に向けた取り組みなどを紹介した。旅行会社や運輸機関約70人と地元観光関係者約60人が出席した。

 DCは、新潟県全域と山形県庄内エリアを対象に19年10―12月に展開する。新潟県は「うまさぎっしり」、庄内は「食の都」をキャッチコピーに用いているほか、両エリアとも食文化を支えた舟運や北前船など共通項が多い。DC総合プロデューサーに雑誌「自遊人」編集長で「雪国A級グルメ」を提唱する岩佐十良さんを迎え、食を核にした文化や歴史、風土などもクローズアップする「ガストロノミー」をコンセプトに据える。

 県観光協会の佐藤清一次長は「食にまつわる地域のストーリーも味わってもらう仕掛けを単独の市町村ではなく、エリア単位で構築していきます。DCをフックに『新潟のうまさには理由がある』ブランド力を持続的に高めていきます」と話す。

 DCに向けて18年春には、新潟駅の新幹線と在来線が高架で同一ホームに改修するなど受け入れ準備も整備する。

 18年の新潟県のトピックスは「芸術」。3年に一度開かれる「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」が7月29日―9月17日の51日間、十日町市と津南町で実施される。前回は期間中に51万人が来訪し、50億円を超す経済波及効果を越後妻有地域に及ぼした。

 新潟市では7月14日から「水と土の芸術祭」が開かれる。19年の新潟開港150周年を見据え万代島旧水揚場をメーン会場に約40作品を展示する。食をコンセプトにした市内を巡るツアーも展開。新潟市水と土の文化推進室の鈴木真一室長は「2009年から3年おきに開催していますが今回は市街地に会場を集中させ、大地の芸術祭などとの連携も図っていきたい」と意気込む。

 また、新潟県観光PRアイデアコンテスト2017の最優秀賞を受賞した「にいがた庭園街道」は、日本の美が凝縮した新しい観光ルート。村上市から新潟市に至る全長150キロの国道290号線沿いには水田や里山、集落が連なり、瀬波温泉やえちごせきかわ温泉郷、月岡温泉、湯田上温泉などの温泉地も点在する。日本らしい新たなゴールデンルートとして海外も視野にPRしていく。

 さらに、山の尾根を雲が滝のように越えていく「滝雲」を奥只見・枝折峠から観賞する魚沼市観光協会の着地型旅行商品「雲海・滝雲シャトルバス」など、地域情報も関西の旅行会社に伝えた。

 懇親会では、新潟県の益田浩副知事が関西圏でのプロモーションを強化する意向を示したほか、県観光協会の高橋会長と野澤幸司副会長も関西の旅行会社との連携をアピール、JR西日本の室博執行役員営業本部長は関西発のスキー旅行復活への協力を呼びかけた。


情報提供:トラベルニュース社

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