気象庁、草津白根山の警戒レベル引き下げ、湯釜の活動低下

  • 2017年6月7日

 気象庁は6月7日、草津白根山の火山活動の低下を受け、噴火警戒レベルを2の「火口周辺規制」から1の「活火山であることに留意」に引き下げた。白根山では2014年に入り火口湖の「湯釜」における火山活動が活発化したため、同庁は警戒レベルを1から2に強化。立入制限区域を従来の「火口から500メートルの範囲」から1キロメートルにまで拡大した結果、観光客が湯釜を見られない状況が続いていた。

 草津市によれば、立入制限区域が従来と同様に火口から500メートルの範囲にまで縮小されれば、観光客は湯釜を一望できる高台への遊歩道を、再び利用できるようになるという。なお、気象庁は火口から500メートルの範囲に影響を及ぼす火山灰の噴出などについては、引き続き注意を呼びかけている。