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KNT個人、提案型の国内旅行を強化、首都圏に専門チーム

  • 2017年2月14日

(左から)首都圏旅のおすすめ企画センター課長代理の清水氏、同センター支店長の大島氏、KNT個人首都圏営業本部部長の阿部氏  近畿日本ツーリスト個人旅行(KNT個人)は国内旅行において、提案型旅行商品の造成・販売を強化する。昨年10月に「首都圏旅のおすすめ企画センター」を立ち上げて専任の担当者を配置。募集型企画旅行「メイト」で展開しているブランド「旅のおすすめ」の商品として、公式ウェブサイトや店舗での販売を強化しているところだ。

 このほど取材に応じたKNT個人首都圏営業本部部長の阿部哲郎氏は、「今までは量販の仕事に引きずられ、落ち着いて提案型ツアーに取り組めなかった」と振り返った上で、新たに同センターを設立して量販型ツアーと提案型ツアーの企画・造成担当を分離したことを説明。国内旅行商品の売上高に占める現在の提案型商品の割合は1割弱にとどまるが、将来的には3割にまで伸ばしたい考えを示した。

 同センターでは「企画担当者がおすすめする感動のある旅」をコンセプトに、消費者のニーズを意識したツアーを造成しているところ。同センター支店長の大島茂樹氏は、長崎のランタンフェスティバルで中国の「変面ショー」を参加者限定のスペースで鑑賞できる商品など、「これまでにない強みがある商品」が人気を博していることを説明した。

 造成したツアーは主に自社ウェブサイトで販売。常時100コース程度を掲載している。大島氏は「我々のツアーは“目的型”なので、多くのお客様に見てもらわないことにはアピールが難しい」と語り、不特定多数が利用するウェブサイトでの販売に注力する考えを示した。

※インタビューの詳細は後日掲載予定