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青森・浅虫観光ホテルの元経営会社が破産開始、負債13億円

  • 2017年1月22日

 青森市で「浅虫観光ホテル」を経営していたAKHと、関連会社で経営コンサルティング会社のBiMALEE、ホテル経営会社の移川の3社は1月11日、東京地方裁判所から破産開始決定を受けた。負債総額は約13億円。

 同ホテルは1930年に創業し、53年に同名の経営会社を設立。陸奥湾を一望できる立地や料理に定評があった。ピーク時の93年3月期には売上高約8億6400万円を計上したが、その後は市況の低迷などにより減収基調で推移。また、過去の設備投資に伴う借入負担が重荷となっていたことに加えて、東日本大震災の影響で2012年3月期の売上高が約2億3000万円にまで落ち込むなど、苦戦を強いられていた。

 その後は借入金の返済が滞り、債権者である金融機関などと返済計画変更などに関する協議を続けたものの、14年には不動産競売の開始が決定。同年6月に群馬県のホテル経営会社が土地と建物を落札し、新体制でホテルの運営を開始した。浅虫観光ホテルは同年2月に本社を東京に移転して商号をAKHに変更したのち、今回の措置となった。