AirbnbとCCCが協業、日本での民泊拡大に向け

  • 2016年6月2日

5月27日には記者発表会をおこなった。Airbnbのゲビア氏(右)とCCCの増田氏  Airbnb Japanとポイントサービス「Tポイント」の運営などおこなうカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)はこのほど、民泊サービスの普及と拡大に向けたマーケティングに関するパートナシップ契約を締結した。両社は今後、CCCのマーケティング力を活用して日本市場にAirbnbや同社の民泊仲介サービスなどを訴求する。

 具体的には、5月27日から特設サイトを公開するとともに、同日から商業施設「代官山 T-SITE」、31日から「SIBUYA TSUTAYA」で店舗全体を使用してAirbnbのサービスを紹介。CCC子会社の出版社であるCCCメディアハウスを活用したプロモーションも実施する。そのほか、Airbnbに宿泊施設提供者(ホスト)として新規登録した人に、Tポイントを付与するキャンペーンなどをおこなう。

 今回の契約締結に際し、Airbnbチーフプロダクトオフィサー(CPO)兼共同創設者のジョー・ゲビア氏は「ホームシェアリングのメリットを日本に広め、地域経済の発展、持続可能な観光の促進に貢献したい」とコメントを発表。CCC代表取締役社長兼CEOの増田宗昭氏は「訪日外国人の急速な増加や、拡大する空き家など日本特有の課題を解決するため、日本人のライフスタイルにマッチしたホームシェアリングのあり方を提案する」と意欲を示した。

▽特設サイト
http://tsite.jp/airbnb