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国内線ドットコムがサービス終了へ、「役割果たした」

  • 2016年1月7日

 日本航空(JL)と全日空(NH)が共同出資して2000年に設立した国内線ドットコムはこのほど、16年1月26日で新規の国内線航空券の販売を終了することを発表した。同社によれば、インターネット販売の黎明期にはJLとNHの航空券販売を支えたものの、その後は2社の販売体制も成熟。近年は売上高の減少が続いており、「すでに役割は果たした」との考えから販売終了を決定したという。

 モバイル用サイトについては同日で閉鎖するが、パソコン用サイトは3月27日まで運営。予約変更は、3月26日までの搭乗はウェブサイト上で受け付け、27日以降の搭乗便への変更は、31日までは同社カスタマーサポートセンターで、4月1日以降は各航空会社の国内線予約センターで対応する。払い戻しは3月27日まではウェブサイト上で、28日以降の払い戻しを希望する人にはカスタマーサポートセンターで受け付ける。

 同社は00年に、JLとNHに加えて当時の日本エアシステムが出資して設立。航空会社のシステムと直結して、日本国内のほぼすべての定期便路線のダイヤ、運賃、空席状況などの情報を提供するなど、インターネットによる航空券販売の利便性向上に貢献してきた。