観光庁、ビッグデータ活用で訪日外客の行動やニーズを調査

  • 2015年5月12日

 観光庁は5月1日、ビッグデータを活用した訪日外国人旅行者の行動、ニーズの調査を開始した。訪日外国人旅行者がTwitterやWeiboで発信するつぶやきを元に、訪日外国人旅行者が興味関心を持っていることや満足度、今後改善すべき受入体制などについて分析するもの。分析対象国・地域は韓国、中国、台湾、香港、アメリカで、言語は英語、中国語、韓国語を対象におこなう。分析目標数は1月あたり10万人とした。

 さらに、携帯端末のGPS機能を活用した分析も実施。旅行前、または訪日時に外国人旅行者に、地図アプリ「NAVITIME for Japan Travel」をダウンロードしてもらい、観光庁事業に位置情報を利用することを同意した人を対象に、国内周遊中の位置情報データを収集。5月中旬以降、日本全国と地方別に分けて、国籍や性別などで動態を分析する予定だ。1月あたり7000人の分析をめざす。