ハウステンボス、「変なホテル」開業、ローコストで料金はオークション

  • 2015年1月27日(火)

ホテルのロゴ。日本の国蝶であるオオムラサキと、日本独自の「大和絵」のすやり霞、竹をモチーフにした  ハウステンボスは1月27日、7月15日に開業予定のローコストホテル「スマートホテル」の詳細を発表した。ホテル名は「変なホテル~変わり続けることを約束するホテル~」とし、部屋はオークション形式で販売する。目標として2015年10月から16年9月の1年間で売上高3億5000万円、宿泊者数5万4000人をめざす。利用客層については現時点では不明だが、家族層から若者層、ビジネスユースを想定しており、シニアは少なめとの予想だ。

ハウステンボス代表取締役社長の澤田秀雄氏 同日開催した記者会見で、ハウステンボス代表取締役社長の澤田秀雄氏は「重視したのは世界一生産性の高いホテルを作ること」と強調。最新工法、省エネ・エネルギー効率、ロボットによる自動化、の3つの観点の下、「簡単にどこでも作れる、作りやすいタイプで(設計の際)お願いした」と語った。将来的には海外展開をめざす。澤田氏は、ホテルの宿泊料金が上昇傾向になるなか、世界の需要を補うにはローコストホテルが必要との考え。「エアーの次はホテル。ローコストホテルの時代を10年後には世界に広げようというのが計画」と意気込みを示した。

 澤田氏によると、今回のホテルは実証実験などをおこなう「0号店」との位置づけ。「1ヶ月から2ヶ月で大体の検証は終わる」といい、検証が終わり次第、可能な限り早く1号ホテルを建設する予定だ。まずは国内で展開し、場所は蒲郡になる可能性が非常に高いという。

7月に開業を控える第1期棟(イメージ)  ハウステンボスでは2013年5月の実験施設「ハウステンボス・スマートハウス」の竣工を機に、さまざまな実験や検証を進めてきた。澤田氏はスマートホテルの取り組みにより、通常30名から40名が運営する規模のホテルを「10人前後に抑えたい」考えを示した。人件費は通常のホテルの3分の1から4分の1に抑えることが出来る見込みで、「将来は9割以上がロボットの自動化でまかなえるようにしたい」という。光熱費についても半分程度に削減できるとの予想だ。

 ホテルは計144室で地上2階建て。東京大学生産技術研究所川添研究室と鹿島建設が半分ずつ設計した。7月15日には第1期として東京大学の72室を開業し、鹿島建設は第2期として2016年にオープン予定だ。東京大学は「エアコンのない快適性」をコンセプトに、放射システムを活用。蓄熱性の高いレンガを利用するとともに、スマートハウスに導入した放射パネルを実装した。部屋は3タイプ設定する。

第2期棟(イメージ)  一方、鹿島建設は木造で、取り扱いやすい大判パネル「直行集成材(CLT)」を活用。国産材を効率的に活用でき、加工も特殊技能が必要ないことから海外展開も視野に入れて選定したという。部屋は2タイプ用意する。

フロントでは人型ロボットが対応(イメージ)  また、ホテルではフロント、ポーター、清掃などの各業務にロボットスタッフを配置。受付には着席タイプの人型ロボットを導入する。チェックイン、アウトとも宿泊者自身がセルフサービスでおこなう。さらに、最新の顔認証システムを活用することで、ホテルの鍵をなくした。客室内の設備はタブレットで一括操作可能だ。

 ホテルの宿泊料金はオープンプライスで、オークション方式を採用。部屋ごとに価格帯を設定しており、利用者は各部屋の下限から1000円単位で希望料金を入力する。宿泊料金の決定は、宿泊日から起算して4週間から8週間前。確実に宿泊する場合は上限料金を入力する必要がある。

第1期棟のデラックスルーム(イメージ) 基本料金は、1泊1室でシングルが7000円から1万4000円、ツインが9000円から1万6000円、トリプルが1万1000円から1万8000円。また、利用時期により基本料金の「ボトム」、2000円増の「ミドル」、4000円から1万7000円増の「トップ」の3段階を設定したほか、2000円でスーペリアルームに、4000円でデラックスルームにアップグレードする。

 澤田氏は宿泊料金について「当初はいろいろな実験もやっているため少し高くなっている」とし、「将来は8掛け7掛け(の料金)になっていく予定」と説明。いずれは当初の半額で提供できるような「世界で競争できるホテルにしたい」と語った。

 販売はウェブサイトでの直販がメインで、2月1日午前10時から先行仮予約を受け付ける。3月1日からは電話での予約受付も開始する。また、事業開発室室長の早坂昌彦氏によると、希望があれば国内外の団体客の受入についても個別に対応する予定。上限料金で宿泊を確定させるという。

 このほか、同氏によると一定の訪日客の利用を見込み、ウェブサイトを他言語化する予定もあるといい、英語、中国語、韓国語で対応する予定。ロボットの多言語対応についても今後おこなっていくとした。

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