在留外国人のアウト需要を獲得-南米だけじゃないアルファインテル

入管法改正で「エスニックマーケット」さらに拡大
まずはフィリピン、ベトナムやネパールも視野に

  • 2019年7月28日(日)

 今年の5月に創業40周年を迎えたアルファインテルは、南米に特化する旅行会社では唯一のIATA公認代理店として、ブラジルを中心とする在留外国人への航空券販売などで事業を拡大してきた。1990年の入管法改正による日系人の増加や、2008年のリーマンショックによる帰国者増などを経て、ここ数年は再び在留外国人の数が急増しているなか(昨年末時点で約273万人)、同社は現在の状況にどのようなチャンスを見出しているのか。また、今年4月の入管法改正を機に増加するニューカマーに対しては、何らかのアクションを起こすのか。取締役第二営業部長の塩脇清仁アルナルド氏に話を聞いた。インタビューの終盤には、ヴァリグ・ブラジル航空日本支社営業部部長などを歴任した取締役副社長兼営業本部長の小野田孝英氏も同席した。

-ご自身も海外のご出身と伺いましたが

塩脇清仁アルナルド氏(以下敬称略) 私はアルゼンチンのブエノスアイレスで生まれた日系2世で、18歳だった1989年に初めて来日しました。当初は留学生として勉強に励むはずでしたが、さまざまな事情が重なって、アルバイトで入ったアルファインテルの仕事が本業となって今に至っています。入社してから今年でちょうど30年になりますが、私にとってはこの会社が日本での学校でもあったということです。

-入管法改正で日系人が急増し始めた90年とほぼ同時期に来日されましたが、この30年間の在留外国人の動向をどのように見てきましたか

塩脇 80年代末から90年代にかけては、日系ブラジル人が大きく増加しました。日本で暮らす外国人の数そのものは、今とは比べものにならないほど少なかったですが、日系人については90年代から2000年代半ばまでが最も多かったのではないかと思います。日系のブラジル人やその他の南米人を主な顧客とするアルファインテルも、彼らが多く住むエリアに進出し、現在は名古屋市の中区と群馬県の大泉町に支店を構えています。

 流れが変わったのは08年のリーマンショックで、これを機に母国に帰る人が増え、日系人は減少に転じました。入れ替わるようにして増えているのが、技能実習生として来日する日系ではないアジア人です。最も急激に増えているベトナム人は、08年には4万人程度しかいませんでしたが、昨年末の時点で33万人にまで増えています。

法務省の最新の統計より。ベトナム人の伸びがめざましく、減少していたブラジル人も増加に転じている。韓国人は減少

-アルファインテルの現在の業況について教えてください

塩脇 日本発の南米旅行に勢いがあった2010年頃までは、ブラジルを中心に南米でのランドオペレーター事業を主力としていましたが、現在は在留外国人の里帰りや、家族の呼び寄せに使う往復航空券の販売が増えていて、全体の取扱高の60%程度を占めます。それ以外の一般的な旅行の取り扱いを含めれば、在留外国人相手の取扱高は80%近くに上り、残りがランドオペレーター事業となります。

 航空券販売における国別の割合は、主力のブラジルが60%、その他の南米が20%で、あとはここ数年で取り組み始めたフィリピンが20%近くにまで拡大してきました。市場構造や国別の構成比は変化し続けていますが、その都度さまざまな施策を打ったことで全体の利用者数は伸びており、中国と韓国を除く在留外国人による「エスニックマーケット」では、最大の顧客数を持っていると自負しています。

 スタッフについては、東京本社に17人、名古屋支店に8人、群馬支店に9人を配置し、加えて海外にも支店やコールセンターを設けています。社員の出身国は日本に加えてブラジル、ペルー、パラグアイ、アルゼンチン、フィリピンなど多国籍で、各国の出身者に対応できるようにしています。

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