HIS澤田社長、「都市」テーマに新事業-旅行は海外発を強化

20年売上高1兆円「それほど難しい数字ではない」
世界で戦えるグローバルプラットフォーム構築へ

  • 2019年1月13日(日)

 2018年10月期(17年11月~18年10月)で過去最高の売上高を計上したエイチ・アイ・エス(HIS)。第1の柱である旅行事業は2桁成長を達成した。ハウステンボスやホテルに加え、太陽光発電、ロボット、植物工場など異業種の事業化を推進。今年は銀行業への参入について検討をはじめる。航空事業への再参入にも意欲を示す、同社代表取締役会長兼社長の澤田秀雄氏に、未来のHISの姿を聞いた。

-海外、国内、海外発海外旅行について、18年の業績をどう評価していますか

澤田秀雄氏(以下敬称略) 海外旅行は2桁の増収増益を達成できた。HISとしては、特に若者市場を刺激し、海外旅行の市場全体を拡大する戦略を立てて事業を展開した。

 国内旅行は、取り扱いはまだ小さいが徐々に力を入れている。全方面には展開せず、沖縄、九州、北海道に力を入れていきたい。HISで造成していない方面については、他社商品の代売で対応している。

 海外発海外旅行は成長を続けており、数年後には海外での事業が国内での事業を抜くと思う。東南アジアは店舗を出店し、自社で事業を拡大している。一方、欧米は成熟市場のため、自社でゼロから乗り出すには時間がかかる。そのため、M&A方式の方が成長は早いと判断し、ミキグループ、カナダのメリットトラベル、ジョンビューなどを買収して事業を拡大している。今後も積極的に推進していく。

-19年の展望をお聞かせください

澤田 1月7日から国際観光旅客税(いわゆる出国税)が導入されたが、今年の前半は2桁の成長を達成できるだろう。ゴールデンウィークは最大10連休ということもあり、前年を上回る予約を受けている。ただ、後半は10月の消費増税の影響がどれほど出るかがまだ見えない。お客様の財布が閉まると、旅行に行く回数が減ることも予想される。

-20年度の売上高1兆円、営業利益1000億円という目標を掲げていますが、達成の見通しは

澤田 19年度(18年11月~19年10月)はすべての事業を合わせると、売上高は8000億円近くまでいけるのではないか。そこから20年度の1兆円はそれほど難しい数字ではない。

 旅行に加え、ホテル事業も今後大きく成長していくだろう。特に利益の面で寄与してくると思う。このほか、エネルギー事業など新規事業も成長している。

 現在は旅行、ハウステンボスグループ、ホテルの3つが事業の柱となっている。そのなかで売上高ベースでは旅行事業が一番大きい。営業利益ベースでは現在、旅行事業とその他の事業との比率はほぼ半々。将来的にはホテル事業やエネルギー事業の利益が増え、旅行事業を追い抜く可能性がある。

 旅行事業の利益率は低いが、売上が拡大し、市場でNo.1になれば仕入れも有利になる。広告にそれほど大規模な投資をする必要がなくなるため、利益率は高くなるだろう。

 似たような旅行商品を開発するから価格競争が起きる。独自の商品開発を現地サプライヤーと組んで実施すれば、価格競争に巻き込まれず、利益率を高めることができる。現地支店は力をつけてきており、単なる仕入れ業務だけではなく、他社にはなかなか真似できないような、独自のオプショナルツアーの造成を始めている。

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