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トップインタビュー:ファイブスタークルーズ代表取締役社長 澤田まゆみ氏

 クルーズプラネット会長の澤田まゆみ氏はこのほど、ラグジュアリークルーズに特化した第3種旅行業「ファイブスタークルーズ」を立ち上げた。1999年にクルーズプラネットを創設し、クルーズ業界の発展に寄与してきた澤田氏が、今なぜラグジュアリー船専門の旅行会社を設立したのか。新会社での取り組みや今後の展望などについて聞いた。


-ファイブスタークルーズを立ち上げた意図を教えて下さい

澤田まゆみ氏(以下、敬称略 クルーズ市場拡大にともない、近年クルーズ商品を扱う会社はかなり増えてきました。しかし、クルーズ全般を扱う、あるいはツアーがメインというところが多いのが現状で、大手旅行会社も主催旅行をメインに販売しています。

 クルーズといっても、お客様には差があります。特に、皆が一番苦手とするのが、ラグジュアリークラスのお客様をどう対応すればよいのか。実際にラグジュアリー船に乗ったことのあるスタッフも少ないですし、ラグジュアリー船自体の数が限られているので、限られたお客様しか乗船なさらないため、それだけを扱う会社がないのが現状でした。

 クルーズプラネットには2名で100万円以上の予約をする方が、ツアーやFITで入ってきています。今はそうしたお客様と1泊1万円のお客様が同じように予約し、同じ対応を受けている状況ですが、船の内容もお客様の求めるものも異なります。100万円、150万円以上のお客様がクルーズプラネットで本当にリピートしているのかを考えると、なかなか難しいのでは、というのが実感です。

 そうした状況の中、市場規模も踏まえ、客層に合わせてさらに特化した取り組みをすることがそろそろできる時期に来たのではないかと考え、今回富裕層をターゲットにしたラグジュアリークルーズ専門会社を設立しました。