スペシャリスト・インタビュー:東武トラベル 岡山支店 大崎純さん

  • 2008年4月8日(火)
人が介することで旅はもっと面白くなる

今年が旅行業13年目という大崎さん。そのすべてが支店での配属だったという、店頭業務のスペシャリストです。そんな大崎さんがDSを取得したのは、一番の得意分野というイタリアについて、「自分が好きなことに対して、「コレ」と言える資格を取得したかった」から。受講をきっかけに、ますますイタリアに興味を持ったといいます。お話をうかがいました。

東武トラベル 株式会社
 岡山支店 大崎純さん
 2006年度(第3回) デスティネーション・スペシャリスト 
 イタリア・マルタ認定


Q.大崎さんにとってのイタリアの魅力は

 いろいろな要素がありますが、一番好きなのは「街全体がどこもかしこも博物館」なこと。今の日本の街中ではなかなか感じられることではないと思います。私が最初にイタリアに行ったのはローマでしたが、古代ローマの中心地だったフォロ・ロマーノ地区やコロッセオなど、博物館にあってもおかしくないほどの遺跡が街の中にあるのに、人々は普通に現代の生活している。そのギャップが印象的でした。そのほかにも、食やワインなどの文化も奥深いものがありますよね。

Q.特にお勧めの地域はありますか

 私がイタリアを旅行する時は、ローマやフィレンツェ、トリノなどの大きな街を拠点に、周辺の小さな街を訪れることが多いですが、トリノを拠点に訪れた、小さな街のアルバもお勧め。食の街といわれ、特に白トリュフが有名で、毎年秋には白トリュフの市がたちます。また、ワインの産地でもあり、日本でも人気のバローロやバルバレスコも造られるので、ワイン好きにはたまらない場所です。

 このあたりは丘陵地帯で、なだらかな起伏のある大地に広がるブドウ畑の景色も見もの。この地域に点在するアグリツーリズモに1週間から2週間のんびり滞在して、食とこの景色を堪能するのは素晴らしいですよね。ちょうど私が行った時は11月だったので、朝は谷あいに霧が立ちこめ、その中にかすんで見えるブドウ畑の景色が、とても印象的でした。

Q.イタリアの知識が豊富ですが、DSは役に立ちましたか

 まだ行ったことがないエリアを知ることができましたし、行ったことがある場所にも、もっともっと魅力があることが分かりました。イタリアは地域ごとに異なる表情があるので、訪問する街を1つずつ制覇していきたいという欲がますます出てきました(笑)。次はぜひ、「食街道」と名高いエミリア・ロマーニャ州のエミリア街道に行ってみたいですね。それから南部のプーリア州も行きたいです。まだアルベロベッロを見てないので。

 ただ、実務でDSをツールとして利用したことはありません。まだお客様に知られていないので自分で言っても仕方がないからです。でも、お客様にお勧めを聞かれたとき、「イタリア」を勧めます。他のデスティネーションにもいいところはたくさんありますが、イタリアは食べ物、見るものなど、旅行者が望むような要素を多く備えているので、お客様の好みにあった場所を見つけやすいのです。

Q.販売の際のコツはありますか

 お客様の話をよく聞くことです。何が好きで、何に興味があるのか聞きだせないと、お客様にとって良い旅行を勧めることは出来ません。

 それから、どこまでお客様をケアできるのか、というのもポイントだと思います。「全く初めてで分からない」という方には、申し込みの後に現地の情報収集をして提供することもしていますが、一方で「自分でいろいろと調べることが好き」という人に同じことをしても楽しみを奪うことになりますから、お客様にあったサービスをするということでしょうか。人にしか出来ないサービスがあると思うので、そのためにもお客様の話を聞くことは大切だと思っています。


Q.大崎さんにとって旅行の仕事の魅力はなんでしょうか

 旅行は未知なる物と遭遇する場所で、人との出会いや発見など、いろいろな体験が出来る。私はそれが好きで自分でも旅行に行くし、その感動を味わってもらいたいと思っています。

 これは、生きることでも同じじゃないでしょうか。ワクワクするような何か新しい発見が、人生を楽しくしますよね。だから、ワクワクするために旅行に行くし、その楽しさを知っているから、私は人に旅行をお勧めするのです。仕事上でも発見することが多く、このワクワクする気持ちがあるから続いているのだと思います。

Q.今の旅行業界に対して思うことはありますか

 インターネットの影響で、業界全体は厳しい環境にあります。ただ、私は機械を相手に旅を探しても味気ないと思っています。やっぱり人が介在することで、旅の魅力が広がっていくのだと思います。

 ですから業界の人たちに必要なことは知識を広げること。自分のセールストークによって、そのお客様の旅の魅力は変わってくると思いますし、それが旅行会社の強みとなります。ぜひ、後輩には貪欲に知識を吸収して欲しいです。

Q.大崎さんはどのように情報を仕入れていますか

 業界の情報は日本旅行業協会のホームページや旅行業界紙など。デスティネーションは、テレビや雑誌などの特集や旅関連の本をよく見ています。休暇では年に1度は海外へ。国内は温泉など1泊2日の温泉などですが、旅行をしている方だと思います。やっぱり、現地を知らないと話になりません。相手はプロだと思って来店するので、自信のある情報を持っていないと販売できませんよね。

ありがとうございました。


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