スペシャリスト・インタビュー 近畿日本ツーリスト 小寺正師さん

  • 2007年8月21日(火)
旅行は娯楽。提供側が楽しくなければ魅力的な商品にならない

店頭販売、団体営業を経て、ホリデイツアーズミクロネシアに所属されていた小寺さんは現在、ミクロネシアを中心としたホリデイ商品企画に携わっていらっしゃいます。同方面の商品はフリープラン型が主流ですが、ホリデイではオプショナルツアーを組み込んだ、レディメイドのコースのバリエーションも多いとのこと。企画担当者から見た、同地域の魅力を教えていただきました。

近畿日本ツーリスト株式会社中部メイト・ホリデイ事業部 ホリデイ企画1課 小寺正師さん
 2006年度(第3回)デスティネーション・スペシャリスト グアム・サイパン認定
 2007年度(第4回)デスティネーション・スペシャリスト 香港・マカオ受講中


Q.商品企画の際、意識していることはありますか

お客様が楽しみやすく、販売店が売りやすい商品を心がけています。例えば、グアムやサイパンはフリープランがメインですが、弊社のホリデイでは食事を含めたオプションを組み込んだツアーを10種類くらい用意しています。

旅の目的がはっきりしている方にはフリープランを土台に、オプショナルツアーを提案するのがベストですが、「ビーチに行きたい」「みんなでワイワイ楽しみたい」と漠然とした目的の場合、組み込み型のツアーをたたき台として説明すればセールスリードしやすいですし、お客様もイメージが沸きやすいと思います。また、現地で申し込むようなオプショナルツアーも、できるだけ日本で申し込みできるようにしています。その方が便利と思う方も多いですからね。

Q.ご自身が発案した企画で、思い入れの強いものはありますか

中部ホリデイ限定で、「キャラクター商品」を展開しています。キャラクターは、ネコの「めだまちゃん」とイヌの「マギーくん」で、めだまちゃんはその名の通り、ポイントがたくさん入ったお買い得のコース。マギーくんは間際商品で、表情やしぐさ等のデザインのあるキャラクターのマークでそれぞれ商品の特徴をアピールしていく取組みです。このキャラクターは私が考えたものなんです。ネコの方は自宅の飼猫がモデルなんですよ(笑)。自分のアイディアが4年間も親しまれているのは、やはりうれしいですよね。

Q.小寺さんにとってのグアムとサイパンの魅力とは

この方面は一般的に、「ミニ・ハワイ」のイメージで捉えられている向きがありますが、ジャングルあり、マリンアクティビティが楽しめる離島もあり、ホテル周辺のビーチ以外にも静かなプライベートビーチもあります。そんな場所に3時間半で行けるのは、沖縄かグアム、サイパンしかありませんが、せっかくなら海外のグアム、サイパンに行こうと訴えていきたいと思います。

それからグアムとサイパンは一緒に捕らえがちですが、グアムはアメリカの準州、サイパンは北マリアナ諸島というアメリカの自治領で、文化や歴史が違います。特にサイパンは1945年までの20余年、日本が統治していたこともあり、日本を感じるところが多くあります。例えば料理に醤油が使われるなど、グアムと微妙に違います。ヤシガニ料理やバーベキューなどローカルの料理を出すレストランで、醤油とチャモロ料理特有の甘辛さが混じった独特の風味が楽しめますよ。

Q.旅行業界で働く人にとって、大切なことは何だと思いますか

旅行は消費者にとって“遊び”の対象。私たちにとっては仕事ですので時には大変だと思うことがありますが、自ら積極的に楽しみを見つけて仕事をすることが大切だと思っています。特に店頭業務は多方面を知らなくてはいけないし、団体営業も競合が激しくて大変だと思います。だからこそ、何か自分なりの楽しみや喜びを見つけて仕事をしています。

私は企画担当なので、今は直接、お客様と触れ合うことはありません。ただ、商品の売れ行きや旅行後のアンケートなどでお客様の反応を伺い知ることができ、それが仕事をする意欲となっています。

Q.DSは旅行業界の役に立つと思いますか。取得しようと思ったきっかけと感想を教えてください

グアムとサイパンの商品企画に携わって今年で7年目になるので、実力を試そうと思いました。日々の業務は勉強みたいなものですから、問題は解答できるはずという意気込みで、「講座免除コース」のチャレンジ認定による受験で挑戦しました。実際の問題は私の予想とは異なる部分があり、特に印象的だったのがサイパンの問題で「戦艦香取」など、日本との歴史の関わりが出てきたこと。こういう要素も現地を知るという点では大切で、知識を向上するのに役に立つと思いました。ただ一部、アップデートされていない問題もあり、残念でしたが…。

Q.認定者となったわけですが、DSに対する要望はありますか

スタートしたばかりの制度で認知度が低いということから、現在はやみくもに受講者を増加させようとしている雰囲気が感じられます。ただの知識のつめこみではなく、最終的には本当にお客様に役立つ資格にして欲しいと思っています。

私は今のところ、認定者であることを販売ツールなどで利用していませんが、DSは旅行業界従事者全員が持った方が良い資格制度で、会社や業界のサポートは必要。旅行業界全体でスペシャリストを養成する環境を作って欲しい、と思います。

ありがとうございました。


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