台湾、光の祭典「ランタンフェスティバル」開催、今年は嘉義で

過去最大の延べ1000万人超が参加
足を伸ばして台南観光も

  • 2018年3月28日(水)
会場には色鮮やかな数千のランタンオブジェが並ぶ。写真は阿里山の御来光や台湾固有種のミカドキジを表現した「朝日合鳴」

 台湾には、元宵節(げんしょうせつ。旧暦1月15日)に寺院でランタン(提灯)を灯して祝う風習が伝わる。この時期、台湾全土では色とりどりのランタンが飾られ、さまざまなイベントが開催されるが、なかでも国を挙げて大規模に行われるのが「台湾ランタンフェスティバル」だ。

 29回目となる今年は、中南部の嘉義県太保市で3月2日から11日まで開催された。過去最大規模の広さを誇る会場に、2月16日からのプレイベントを含めて延べ1006万8000人を集めたフェスティバルの様子を、南部観光の魅力とともに伝える。

阿里山鉄道の起点として知られる嘉義
台湾新幹線の駅を擁しアクセスも良好

嘉義市内には映画「KANO」にまつわるスポットが点在。市中心のロータリーには野球部エースの銅像が 嘉義名物の「鶏肉飯」。やさしい味付けで人気店には行列も

 太保市は、嘉義県の県庁所在地で、阿里山登山の起点となる嘉義市の衛星都市に当たる。台湾高速鉄道(台湾新幹線)の嘉義駅を擁し、台北からは新幹線で約1時間半と国内外の旅行者にとって便利な場所だ。

 嘉義は日本統治時代の面影を色濃く残す街である。阿里山での檜の栽培の開始に伴って作られた阿里山森林鉄道の起点となったのが嘉義で、市内には当時の始発駅「北門」が残されているほか、林業盛んなりし時代の木造建築を再現した「檜ビレッジ」(檜意森活村)にはかつての日本の風情が漂う。2014年には、日本統治時代に甲子園に出場して準優勝した嘉義農林学校野球部を描いた映画「KANO」がヒットしたことで注目度が上昇。15年には太保市に故宮博物館院の別院として国立故宮博物院南院が開館したことで、さらに注目を集めている。

テクノロジーと芸術が融合したイベントに
地方観光の促進にも期待

故宮南院もフェスティバル会場に。人工池を利用したレーザーショーも開催

 今回、フェスティバルの会場となったのは嘉義太保県政府前から故宮南院にかけてのエリアで、会場の総面積は過去最大となる50ヘクタール。今回は、プレイベントとして一部のエリアでいち早く点灯が開始されたことも合わせ、過去に例を見ない規模の開催となった。

 3月2日、メインランタンの点灯式を前に国内外のメディアを集めて行われた記者会見では、台湾観光局局長の周永暉氏と嘉義県知事の張花冠氏が登壇した。周氏は、期間中は「海」「空」「陸」に絡めたさまざまな催しが繰り広げられることを紹介するとともに、「テクノロジーと芸術が融合したフェスティバルになる」とアピール。さらに、開催地である嘉義の魅力の発信による地方観光の促進にも期待を寄せた。

国内外からのメディアを集めた記者会見に臨んだ周氏

 なお、周氏は2月6日に起きた花蓮での地震についても言及。日本を含む世界からの支援に対し感謝の言葉を述べるとともに「被害は非常に限定的である」とし、海外からの来訪を歓迎する意向を示した。周氏は同時に、花蓮を含む東部エリアへの観光推進予算を2億1700万元(約7億9000円)に増額するほか、花蓮観光への支援措置に6050万元(約2億2000万円)を投入する方針も明らかにしている。

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