求められる地域の魅力と明確なターゲティングとは-EXPOから

地域と世界を結びつけるDMOに
官民の協力で安定財源の確保を

  • 2017年10月11日(水)

パネルディスカッションの様子  「ツーリズムEXPOジャパン2017」で開催された国内旅行シンポジウムでは、「DMOが地域の観光を変えるか?~世界から人が集まるための地域マネージメントとマーケティングを考える」をテーマに、訪日旅行の振興をも視野に入れた基調講演とパネルディスカッションがおこなわれた。パネルディスカッションでは「世界から旅行者を呼び込むために日本版DMOはどうあるべきか」について、日本版DMOや日本政策投資銀行、トリップアドバイザーなどのパネリストが観光資源、情報発信、人材育成、財源などの観点から議論した。

【基調講演】
 アートフロントギャラリー代表取締役会長、「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」および「瀬戸内国際芸術祭」総合ディレクター 北川フラム氏
【パネルディスカッション】
 パネリスト
 阿寒観光協会まちづくり推進機構理事長 大西雅之氏
 田辺市熊野ツーリズムビューロー会長 多田稔子氏
 日本政策投資銀行地域企画部部長 浅井忠美氏
 トリップアドバイザー・アジア地区デスティネーションマネジメント部長 サラ・マシュー氏
 モデレーター
 日本交通公社観光政策研究部次長 山田雄一氏


アートで「地域が幸せを感じる観光」を

アートフロントギャラリー会長の北川氏  パネルディスカッションに先立っておこなわれた基調講演では、アートフロントギャラリー代表取締役会長の北川氏フラム氏が、自身が総合ディレクターを務めた「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」と「瀬戸内国際芸術祭」を例に、アートによる地域活性化について講演。「『文化はその土地固有のもの」というヨーロッパの考え方をもとに、地域を大切にするための芸術祭として、越後妻有と瀬戸内での取り組みが始めた」と説明した。

 「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」は、世界有数の豪雪地帯である新潟県の越後妻有地域で2000年から3年に1度開催されている芸術祭。北川氏は芸術的な空間として改修した古民家、アメリカ人アーティストのプロデュースによる除雪車のダンスなどを紹介し、「その土地を象徴するものを使って、アーティストが表現活動をおこなった」と説明した。その上で、「地域と人間との関係をアートによって明らかにする。そうすることで、地域に人が集まり、観光が生まれる」と持論を展開した。越後妻有は決してアクセスが良いとはいえない土地だが、15年の芸術祭には世界から50万人が集まったという。

 「瀬戸内国際芸術祭」は、瀬戸内の島々を舞台に10年から3年に1度開催されている。北川氏は「その土地に残る『生活芸術』が重要。あるものを生かして芸術作品を創造することで、人と人のつながりが生まれ、それをサポーターが助ける」と話し、地域を「都市のギャラリー」に変える活動を説明した。16年の芸術祭には100万人が来島。リピーター率は40%で、芸術祭をサポートするために数日に渡り滞在する人が増加したことから、2泊滞在する人の割合が25%を超えたという。北川氏は「ここでは、地域の人たちが幸せを感じる観光が生まれている」と強調した。

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