アイスランド航空がファムツアー、世界に魅力アピール

観光が急成長する北大西洋の孤島で
「氷」にとどまらない魅力に触れる

  • 2017年6月21日(水)

ヴァトナヨークトルの末端に形成された氷河湖。時には氷塊が崩れ落ちる瞬間も見られる  アイスランド航空(FI)はこのほど、欧米や中国などから20人超のジャーナリストやブロガーなどを現地に招き、ファムツアーを実施した。ヨーロッパ最大級の氷河で、アイスランドを代表する観光資源となっているヴァトナヨークトルを描いた塗装機のお披露目を機に、南部の観光の魅力をアピールすることがねらい。日本からは本誌が参加し、一行は3日間でヴァトナヨークトルやその周辺の氷河湖、活発な火山活動により形成された「ブラック・サンド・ビーチ」などを訪れ、景勝地の宝庫と言えるアイスランドの豊かな自然を堪能した。


金融危機を契機に観光振興
FIも機材増で対応

全面に塗装を施された「ヴァトナヨークトル号」。使用機材はB757-200型機 アイスランドは北大西洋上に位置する島国で、北海道よりもやや大きい国土に約34万人が暮らす。国名から氷ばかりの極寒の地と思われがちだが、暖流の北大西洋海流により一部の沿岸地域は温帯に属するなど、極端に寒い土地ではないことはそれほど知られていない。かつては漁業が国の経済を支えていたが、近年は金融やIT、製薬などの産業が発展。2008年の金融危機によるデフォルトの際こそ国際通貨基金(IMF)などの支援を受けたが、11年には卒業してその後の経済成長率はEU加盟国の平均を上回っている。IMFの推定による16年の1人あたり国内総生産(GDP)は約5万8000米ドルで、日本を大きく上回る。

 アイスランド政府によれば、16年に日本から空路で同国に入国した旅行者は、前年比35.2%の2万2371人だった。日本からの旅行者はほとんどが観光客で、11年頃までは多くても7000人程度にとどまっていたが、12年には前年の6902人から1万343人に急増。現在はアジア1位の座こそ中国に譲っているが、引き続き急成長を続けている。

レイキャヴィークのFI本社 アイスランドへの旅行者の急増は世界的なもので、背景にはやはり、デフォルト後の経済再建に向けて政府が観光業への注力を決めたことがある。航空関係では規制緩和によりFI以外の海外の航空会社や、LCCの参入を推進。空の玄関口であるケフラヴィーク国際空港の拡張も進めた。そのほか観光地の地主との調整や、航空会社のストライキの調停に取り組むなどして、アイスランドの観光振興をリードしている。

 FIは、08年には長距離路線用のボーイングB767型機を売却し、機材数をB757型機のみの11機にまで減らしたが、その後は政府の動きにあわせて増加。15年には23機まで増やし、再びB767型機も導入して、すでに4機を運航させている。現在のネットワークは欧州と北米の約40都市に拡大しているが、21年には機材数を40機超にまで増やして、さらなるネットワーク拡大により各国からの旅行者を取り込む考えだ。

5月の平均気温は北部でも氷点下を下回らない。とはいえ所々に雪が残る 日本でのプロモーションについては、総代理店(GSA)を務める日本海外ツアーオペレーター協会(OTOA)会員のヴァイキングが、大使館と協力して実施しているところ。FIは日本路線を開設していないため、アイスランドを訪れる旅行者は他の北欧諸国やドイツなどで乗り換えることになるが、同社の推定によれば日本人の9割以上がFIを利用して現地入りしているという。なお、FIは10年ほど前までは、日本にも毎年5本から8本程度のチャーター便をB767型機で運航していた。

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