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国内子連れ旅行の持ち物リスト|旅慣れママのおすすめグッズや注意点

子連れ旅行を楽しむために、持ち物の準備は大切です。忘れ物があると大変な思いをする可能性がありますし、現地で慌てることにもなりかねません。また、子連れ旅行をより快適にする便利グッズなどもチェックしておきたいところです。

そこで本記事では、子連れ旅行を何度も経験した筆者が、国内旅行向けの「子どもの年齢に応じた持ち物リスト」を紹介します。年齢別やシーン別の持ち物リスト、旅行を快適にするコツなどもお伝えしますので、「家族みんなが笑顔で過ごせる旅にしたい」と思う方はぜひ参考にしてください。

【基本編】すべての年齢に共通する子連れ旅行の持ち物リスト

Packing List

まずは、年齢にかかわらず「子連れ旅行で持っていくと良いアイテム」について紹介します。ここで紹介するものは基本的な内容であり、快適な旅行をするための必需品だといえます。

☐ 保険証:急な発熱やケガをしたときなど、近くの医療機関を受診する際に必要
☐ 母子手帳:小さな子どもがいる場合、今までの病歴や予防接種歴の確認に役立つ
☐ 常備薬:解熱剤・胃腸薬・酔い止め・かゆみ止めなど、子どもが普段使っている薬
☐ 着替え:旅行日数+1日分が目安。汚れたり濡れたりする可能性を考慮する
☐ 洗面用具:歯ブラシ・ヘアブラシなど。ホテルによってはアメニティがない場合も
☐ 救急セット:絆創膏・消毒液・ピンセット・体温計などを、小さなポーチにまとめておくと便利

特に保険証や常備薬は、必ず持参することが大切です。保険証を忘れると、全額を立て替えることになります。常備薬に関しては、場所によっては同じ薬が販売されていないこともあるため、忘れないように注意しましょう。

【年齢別】国内子連れ旅行の持ち物リスト

子どもとスーツケース

子連れ旅行では、子どもの年齢によって必要な持ち物が変わります。ここでは0歳の赤ちゃんから小学生まで、年齢に応じた「必要な持ち物」を紹介します。子どもの年齢に該当する章を中心に、チェックしてみてください。

赤ちゃん(0~1歳未満)の持ち物リスト

赤ちゃん

赤ちゃんとの旅行は、とにかく荷物が多くなりがちです。そのため、必要最低限のものを見極めた上で、準備することが大切です。以下から、必要な持ち物をリストアップすると良いでしょう。

☐ ミルク/哺乳瓶: ミルクの場合は、スティックタイプやキューブタイプが便利。メーカーによっては、調乳不要でそのまま飲める液体タイプのミルクもある。哺乳瓶は消毒済みを複数本持参するのがおすすめ
☐ 離乳食: アレルギーに配慮し、普段から食べ慣れているものを選ぶ
☐ 食事エプロン:食事の際、赤ちゃんの服が汚れるのを防ぐために必要。使い捨てエプロンや、硬い素材のエプロンが便利(水で簡単に洗えるため)
☐ おむつ: 普段使っているおむつの日数分+α持参がおすすめ。
☐ おしりふき: たっぷり使える大容量タイプと、持ち運びに便利な携帯用があると便利
☐ おむつ替えシート: 外出先でおむつを替える際に、衛生的な場所を確保できる。使い捨てタイプがおすすめ
☐ 抱っこ紐: コンパクトに畳めるタイプが便利
☐ ベビーカー: 持ち運びしやすい軽量タイプを選ぶと良い

幼児(1歳~5歳ごろ)の持ち物リスト 

活発に動きまわり、イヤイヤ期に該当することも多い幼児との旅行は、おやつやおもちゃなど、気を紛らわせるグッズが必須です。普段から愛用しているグッズを持参して、旅行中のご機嫌をキープできるようにしましょう。

☐ 着替え:汚れやすい年齢なので、旅行日数+1日分など、多めに用意しておくと安心
☐ おやつ:移動中や待ち時間のぐずり防止に。個包装タイプが便利
☐ おもちゃ:お気に入りのぬいぐるみや小さなおもちゃが数点あると良い
☐ 絵本:寝る前の読み聞かせ用や、移動中の暇つぶしに
☐ おむつ(必要な場合):トイレトレーニング中は、念のために数枚持参しておくと安心
☐ 補助便座:トイレトレーニング中のお子さんには、補助便座があると便利(持ち運びしやすい折りたたみ式のものもある)

小学生(6歳ごろ~12歳)の持ち物リスト 

小学生

小学生は、ある程度、自分で身の回りのことができるようになる年齢です。とはいえ、退屈しのぎや安全対策に向けたアイテムがあると安心でしょう。

☐ 着替え:自分で管理できるよう、日ごとに分けて袋に入れておくのも良い
☐ 暇つぶしグッズ:好きな本・ゲーム・ぬりえ・工作キットなど
☐ 学習用品:長期休暇中の旅行なら、宿題や予習復習用の教材も忘れずに
☐ 小銭入れ:お小遣いを持たせる場合は、管理のしやすい財布を用意
☐ GPSやキッズ携帯:はぐれたときのために持たせておくと安心
☐ おやつ:溶けにくいタイプや、個包装のおやつがあると便利
☐ 自分用(子ども用)のリュック:自分の荷物を自分で管理できるよう、軽量で使いやすいリュックを持たせるのもおすすめ

季節や旅行先に応じて持っていくと良いものリスト

車での旅

基本の持ち物、年齢別の持ち物に加えて、旅行先の気候や環境に合わせた持ち物も必要です。季節や旅行先に応じて必要な持ち物をチェックして、準備万端で出発できるようにしましょう。

季節に応じた持ち物

夏や冬などの季節によって、紫外線や防寒対策など、必要な持ち物は変わります。旅行の時期に配慮し、適切な持ち物を用意することが大切です。事前準備をすることで、思いがけない状況が発生しても対応しやすくなるでしょう。

☐ 夏の紫外線対策グッズ:日焼け止め・UVカット帽子・子ども用サングラス(自分でかけられる年齢から/日差しに敏感なお子様向け)・日傘(家族共用/熱中症対策)
☐ 冬の防寒具:使い捨てカイロ・厚手の靴下・手袋・マフラー
☐ 春夏秋の虫よけグッズ:虫よけスプレーやシール・虫刺され用の薬
☐ 梅雨時期の雨具:折りたたみ傘・レインコート・防水スプレー・替えの靴下
☐ 季節の変わり目:薄手の上着や羽織もの(温度調節用)

旅行先に応じた持ち物

旅行の目的地に合わせた準備をすることで、子どもも大人も楽しめる旅行になるでしょう。特に海や山などの環境では、それぞれ専用のアイテムを用意しておくと安心です。

海に行く場合

海水浴や海辺のレジャーを楽しむ場合には、水辺ならではの対策や日焼け防止への意識が重要です。以下にて、海に行く場合に用意しておきたいアイテムをまとめました。

☐ 水着:子ども用水着。家族で楽しむ場合には大人用も用意
☐ ラッシュガード:日焼け防止と体温低下防止に役立つ
☐ ビーチサンダル:砂浜や岩場を歩く際に足を保護
☐ マリンシューズ:岩場や貝殻から足を守る
☐ 浮き輪・アームリング:お子さんの泳力に合わせた浮き具を用意
☐ ビーチボール:砂浜や浅瀬で遊ぶのに最適
☐ 日焼け止め:こまめなぬりなおしで日焼け防止。小さなお子さんには子ども用の低刺激タイプも
☐ 帽子:つばの広い帽子や紐つきの帽子であれば、風で飛ばされにくい
☐ 子ども用サングラス:強い日差しから子どもの目を守りたい人や、光に敏感な子ども向け
☐ タオル:大判タオルや速乾タオルを複数枚
☐ 着替え:水着から着替える場合や汗をかいた場合に必要
☐ 防水ケース:スマホ・カメラ・貴重品を砂や水から守る
☐ 砂遊び道具:バケツやスコップなどがあると子どもが喜ぶ
☐ ビニール袋:使用した水着・砂のついたビーチシューズなどを入れるのに便利

山やキャンプに行く場合

自然を満喫できる山やキャンプでは、虫よけ対策や天候の変化・防寒への対策が重要です。動きやすい服装で、安全に楽しみましょう。

☐ 着替え:夏でも長袖・長ズボンを用意(虫や蛇などへの対策になる)
☐ 防寒着:山は平地より気温が低いため、季節を問わず必要
☐ スニーカー:歩きやすく滑りにくい、また足首をサポートする靴が理想的
☐ トレッキングシューズ:本格的な登山には専用の靴を
☐ 帽子:日差し対策と頭部保護のために
☐ 子ども用サングラス:高山での強い日差しや紫外線から目を守る
☐ 虫よけスプレー:肌の露出部分だけでなく、衣服にも使用すると効果的
☐ 虫刺され薬:万が一の虫刺されに備える
☐ 懐中電灯:夜間の移動や、キャンプサイトでの活動に必須
☐ レインコート:突然の雨に備えて家族全員分があると安心
☐ レジャーシート:休憩時や、地面に座る際に役立つ
☐ 簡易テント:日差しや雨への備えとして、 ポータブルタイプの小型テントがあると便利

子連れ旅行の持ち物チェックリストに関する注意点

注意点

荷物が多くなりがちな子連れ旅行では、荷物をどのように減らすか、何を現地調達するかなどへの配慮が重要になります。効率的に旅行の準備を済ませて、余計なストレスを減らすことも大切です。

ここでは、子連れ旅行の持ち物チェックリストに関して、意識したいポイントを解説します。

荷物を少なくする工夫をする

旅行の荷物を少なくする

旅行の荷物を少なくするコツは、「本当に必要なものだけを厳選する」という基本姿勢を持つことです。たとえば着回しやすい服を選べば、少ない枚数でもさまざまなコーディネートができるため、持参する服の量を減らせます。

減らしにくい場合は、トラベルポーチや圧縮袋を活用すれば、かさばる衣類もコンパクトにできます。多くなりがちな「子どものおむつ」や「着替え」などを圧縮すれば、容量を減らすことが可能です。

また、シャンプーや化粧品などは、サンプル・試供品・旅行用の小分けボトルを活用すると、荷物が軽くなるでしょう。ほかにも、宅配サービスを利用して荷物を宿泊先に送り、帰りも宅配サービスで自宅まで送ってもらう方法もあります。

物によっては現地調達もアリ

現地で調達できる物は、旅行先で購入することで、持参する荷物を減らせます。おむつや離乳食などの消耗品は、最小限のものだけを持参し、残りは現地のドラッグストアやスーパーで購入するのもおすすめです。その際には、事前に「旅行先に購入できる店舗があるか」や「営業時間」などを調べておくと良いでしょう。

ホテルに宿泊する場合には、シャンプーやボディソープなどのアメニティを利用すれば荷物を減らせます。用意されていない場合もあるため、事前に確認しておきましょう。

海水浴などレジャー目的の旅行では、ビーチグッズやパラソルなどは現地でレンタルできるケースが多いです。頻繁に使わないグッズや大型の道具は、レンタルのほうが経済的で便利なこともありますよ。

余裕を持ったスケジュールで準備する

スケジュール

子連れ旅行の持ち物は何かと多くなりがちなため、出発直前に慌てて用意すると忘れ物をする可能性があります。旅行の1週間前から少しずつ準備をはじめれば、余裕を持ってそろえられますよ。まずは持ち物リストを作成し、家にある物と買い足す物を分類。買い物は、遅くとも3日前までに済ませると安心でしょう。

荷造りは前日までに完了させ、出発当日は最終チェックだけで済むようにしましょう。子どものお気に入りのおもちゃなど、なくてはならないものは優先的にパッキングしておきます。また出発前に、「保険証・お薬・現金・交通チケット・充電器」などの必須アイテムの最終確認をすれば、安心して旅に出られるでしょう。

子連れ旅行を快適にするおすすめグッズ

子連れ旅行グッズ

ここでは、子連れ旅行をさらに快適にする「おすすめグッズ」を紹介します。これらのグッズを取り入れることで、家族旅行がより快適なものになるでしょう。

移動中の暇つぶしグッズ

長時間の移動は、子どもにとって退屈だったり、ストレスがかかったりすることがあります。そのため、以下のようなアイテムがあると便利です。

☐ タブレット:アニメや映画を見たり、ゲームを楽しんだりできる
☐ 絵本や本:読み聞かせや子ども自身の読書で暇をつぶす
☐ おもちゃ:小さくて持ち運びしやすいおもちゃが便利(カードゲーム・マグネットブロック・ミニフィギュアなど)
☐ ぬりえセット:持ち運びに便利な小冊子とクレヨン・色鉛筆など
☐ 折り紙:数枚の折り紙があると楽しく遊べる
☐ お菓子:チョコレート・クッキー・スナック菓子など、ちょっとしたおやつがあると気分転換になる

子どものケア用品

旅先では、予期せぬトラブルが起きることもあるでしょう。そのようなときに備え、子どものケアに役立つアイテムを複数用意しておくと安心です。

☐ 携帯用ウェットティッシュ:手や口をふいたり、汚れを落としたりするのに便利
☐ 除菌グッズ:手や指の消毒や、テーブルをふくのに役立つ
☐ 冷却シート:発熱時や暑いときに、体を冷やせる
☐ 携帯用救急キット:包帯やガーゼ、テープなどが入ったミニ救急セットがあると、万が一の場合にも対応できる
☐ 使い捨てのマスク:移動中や外出時の感染対策として、使い捨てマスクを数枚用意しておくと安心

あると便利なアイテム

ここでは、旅に持参すると快適度がぐっと上がる、便利なアイテムを紹介します。余裕があれば持参しておくことで、より子連れ旅行を楽しめるでしょう。

☐ ポータブル充電器:タブレットやキッズ携帯など、電子機器の充電に便利。複数のUSBポートがあるタイプなら同時に複数機器を充電でき、移動中も安心
☐ 使い捨てビニール袋(防臭袋も):汚れた服やおむつなどを入れるのに活躍。おむつを捨てられない場所などで特に重宝する。また防臭袋があると、臭いを気にせずに持ち帰れる
☐ 洗濯用洗剤:ホテルなどで手洗いして干せば、着替えの枚数を減らせる。特に長期滞在で役立つ。小分けパックや固形タイプなら、液漏れの心配がない

万全の準備で、家族みんなが笑顔になれる旅を!

子連れ旅行

子連れ旅行を成功させるには、適切な持ち物の準備が欠かせません。本記事の内容を参考に、お子さんの年齢や季節・旅行先などに合わせて、持ち物を取捨選択しましょう。

準備の際は、出発の数日前からはじめると、直前の慌ただしさを避けられます。ゆとりのあるスケジュールによって、心の余裕が生まれるでしょう。万全の準備で旅をスタートし、家族みんなが笑顔で楽しめる旅行にしてくださいね。

  • 記事を書いたライター
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Narumi Onodera

地理学科出身で、2児のママです。「高校地理」と「中学社会科」の教員免許をいかしつつ、旅行先の選定や、現地での過ごし方に工夫をこらしています。またバンド活動での経験から、移動手段や遠征情報にも詳しいです。さまざまな旅行スタイルに合わせた楽しみ方を、シェアできれば嬉しく思います。

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