旅行の楽しみのひとつといえば「食」。せっかく海外に行くなら、「その国でしか味わえない美味しいご飯」を堪能したいですよね。
今回は、渡航歴25ヶ国以上の筆者が「食事が魅力!」と感じた、“ご飯が美味しい国”をランキング形式で紹介します。日本人の舌に合うポイントも交えながら解説していくので、ぜひ次の旅行先の参考にしてみてくださいね。
日本人の舌に合う「ご飯が美味しい国」を選ぶポイントとは?
「ご飯が美味しい」と感じる基準は人それぞれですが、日本人にとって馴染みやすい国には共通点があります。ここでは、筆者が実際に旅をする中で「日本人の舌に合う」と感じた国に共通する特徴を紹介します。
日本でも口にする食材や料理がある
日本でお馴染みの食材や料理が現地でも食べられると、初めて訪れる国でも安心感がありますよね。たとえば「ピザ」や「パスタ」が食べられるイタリアや、「小籠包」や「炒飯」が定番の台湾・中国などは、日本でも親しまれているメニューが多く、日本人の舌に合いやすい傾向があります。旅先で「何を食べて良いかわからない」と困る心配も減るでしょう。
味付けや辛さが日本と似ている
日本の味付けと似ている、あるいは親しみやすい味付けの国だと、日本人の舌にも合いやすいのでおすすめです。たとえば、甘塩っぱい味付けや出汁の旨味を活かした料理、ほど良い辛さやマイルドな味付けの料理などが多い国なら、スパイスや香辛料に抵抗がある人でも安心!
特に、韓国料理の中でもピリ辛程度なものや、ベトナムのあっさりした味わいのメニューは日本で食べられるものと似ており、食べやすさを感じる人が多いですよ。
主食に麺類や米料理を使用している
日本と同じように米や麺が主食の国は、食事に馴染みやすいというメリットがあります。毎日の食事で芋類や豆類が中心だと、やや抵抗があったり、食べ飽きてしまったりすることも。麺や米文化の国であれば、日本人にとっても受け入れやすく、旅の間も満足感を得やすいでしょう。
韓国のビビンバ、タイのカオマンガイ、スペインのパエリアなど、米や麺をベースにした料理が豊富な国は、長期滞在でも食事に困りにくいのがポイントです。
渡航歴25ヶ国以上の筆者が選ぶ!ご飯が美味しい国ランキング
ここからは、筆者が実際に訪れて「これは美味しい!」と食事に感動した国や、日本人の舌に合うと感じる国をランキング形式でご紹介します。各国の代表的な料理や、現地での体験も交えながら紹介していきますね♪
1.タイ|エスニック料理好きにおすすめ!

エスニック料理好きにぜひおすすめしたいのが、微笑みの国・タイです。タイ料理は日本でも人気が高いですが、現地で食べると香辛料の香りやココナッツの濃厚さが段違い!辛味、酸味、旨味のバランスが絶妙で、一度食べるとクセになること間違いなしです。
日本でもおなじみの「トムヤムクン」や「グリーンカレー」、「ガパオライス」や「パッタイ」などの定番メニューはもちろん、タイ北部チェンマイ発祥のカレーラーメン「カオソーイ」も絶品です。
筆者はタイに1ヶ月以上滞在していた経験があるのですが、毎日飽きることなくタイ料理を満喫していました。主食だけでなく南国フルーツも豊富なので、「マンゴージュース」や「ココナッツアイス」もぜひ試してみてくださいね。
2.イタリア|世界中で愛されるパスタ&ピザの本場
「ご飯が美味しい国」で、外せないのがイタリア。イタリア料理は世界中で親しまれていますが、本場の味はやはり格別です。パスタは麺の種類が豊富で、その土地の食材やソースと組み合わせた伝統的な料理が数多くあります。モチモチとした食感のニョッキや、ラザニアも絶品!
ピザは、ナポリ発祥の「マルゲリータ」が有名です。薪窯で焼かれた生地は、香ばしくてモチモチ!シンプルな味付けだからこそ、素材の美味しさが引き立ちますね。
ほかにも、生ハムやチーズ、ジェラートなど、食の楽しみが尽きない国です。
3.韓国|ピリ辛好きにぴったりのグルメ天国

日本からわずか2時間程度でアクセスできる韓国は、“食べるために行く国”といっても過言ではないほど、グルメの宝庫。「サムギョプサル」や「チーズタッカルビ」、「チゲ」などピリ辛系の料理が豊富で、日本人好みの味が多いのが特徴です。屋台グルメも充実していて、串に刺さったおでんや、甘辛いソースが食欲をそそる「トッポッキ」などの食べ歩きも楽しめます。
最近ではカフェ文化も充実しており、おしゃれなパンや韓国スイーツも楽しめますよ!また、量が多いのもポイントで、女性だと食べきれないことも。ぜひシェアをして、さまざまな料理を楽しんでみてくださいね。
4.ベトナム|ヘルシーかつ優しい味付けが女性に人気♪

ベトナム料理は、野菜たっぷりでヘルシーなものが多く、女性に人気の高い国です。パクチーやミントなどのハーブ、ライム、魚醤を多用したさっぱりとした味付けが特徴。朝食の定番「フォー」は、鶏や牛の出汁が効いた優しい味わいと、米麺のツルツルとした食感がたまりません!
そして外せないのが「生春巻き」。エビや野菜がたっぷり入っていて、ヘルシー志向の女性に大人気♪ほかにも、フランスパンにさまざまな具材を挟んだ「バインミー」や、魚の旨味と野菜のシャキシャキ感がたまらない「ブンチャ」など、バラエティ豊かな料理が楽しめます。筆者のイチオシは、ベトナム風お好み焼き「バインセオ」です!
5.アメリカ|すべてがBIGサイズ!ステーキやハンバーガーは必食
アメリカ料理といえば、豪快でボリューム満点の料理が特徴!「ステーキ」、「ハンバーガー」、「ピザ」、「ホットドッグ」など少しばかりジャンキーな食べ物も多いですが、食べ応えは抜群です。特に、ステーキハウスで食べる熟成肉のステーキは、日本のものとは比べ物にならないほど肉厚でジューシー!噛みしめるごとに旨味が口いっぱいに広がります。
ハンバーガーは、日本で馴染みのあるファストフード店のほか、アメリカにしかない専門店や、自分好みの具材をカスタマイズして楽しめるお店などもありますよ!ニューヨークに訪れたら、ぜひチーズケーキもチェックしてみてくださいね♪
6.スペイン|アヒージョやパエリアなど地中海料理がおすすめ
オリーブオイルや魚介をたっぷり使った地中海料理が堪能できるスペインは、女性に人気のグルメな国です。
特にバルセロナやマドリードでは、タパス(小皿料理)を少しずつ楽しむスタイルが定番で、エビやマッシュルームをニンニクオイルで煮込んだ「アヒージョ」や、スペイン風オムレツの「トルティージャ」など、数えきれないほどの種類があります。バル巡りをしながら、観光と食事をセットで楽しめるのもポイントです。
本場の「パエリア」も絶品で、見た目も華やかかつ、具材も海鮮や野菜がたっぷりで食べ応え抜群!ワインと一緒に味わうチーズやハムも格別ですよ。
7.メキシコ|さまざまな種類のタコスやケサディーヤを堪能

スパイスとトウモロコシ文化が根付くメキシコでは、ストリートフードがとにかく充実しています。代表的な料理といえば「タコス」。トウモロコシの生地に肉や野菜、サルサソースなどを乗せて食べるスタイルで、主食としてはもちろん、おやつ感覚でも気軽に楽しめます。
ほかにも、チーズと肉を挟んで焼いた「ケサディーヤ」や、揚げたトルティーヤチップスに具材を乗せた「ナチョス」など、魅力的な料理が盛りだくさん!辛さが苦手な方は、サルサソースを控えめにしたり、辛くないものを選んだりすることもできるので安心ですね。
筆者は屋台で食べるタコスが大好きで、毎日違う味を選んで食べ比べていました!(特にチキンが好きです)
8.台湾|本場の小籠包に舌鼓!屋台グルメも楽しめる

台湾は、日本からのアクセスが良く、グルメ旅にぴったりの国です。必食なのはやはり「小籠包」!薄皮からジュワッとあふれる肉汁が絶品で、何個でも食べられる美味しさです。「鼎泰豊(ディンタイフォン)」などの有名店はもちろん、ローカルなお店もレベルが高いので、お気に入りのお店を探してみるのもおすすめですよ。
そして、台湾といえば夜市も外せません。「ルーロー飯」や「胡椒餅」、「タピオカミルクティー」など手ごろに楽しめるグルメが多数そろっています。
台湾を3回訪れた筆者の感想としては、ガイドブックなどに掲載されているお店よりも、現地の人に聞いたお店のほうがコスパも味も良く満足でした!
9.フランス|キッシュにガレットなど押さえておきたい伝統料理多数
フランス料理と聞くと高級なイメージがありますが、実は気軽に楽しめる郷土料理も豊富です。本場の「キッシュ」は、バターやチーズを使った濃厚な味わいが魅力で、コーヒーやワインとよく合います。そば粉のクレープにハムや卵、チーズを乗せた「ガレット」も外せません。
日本でも馴染みのある「クロワッサン」や「バケット」は、朝食にジャムを塗ってシンプルに食べるのが定番◎!現地のパン屋さんのものは、バターの香りの深みが違いますよ♪マカロンなどのスイーツも豊富なので、スイーツ好きにとってもたまらない国です。
10.中国|日本でも馴染みのある中華料理の本場
日本でもお馴染みの中華料理を本場で味わえる、中国もおすすめです。
中国では、地域によって全く異なる食文化があり、四川料理の麻婆豆腐のように辛くて痺れる味付けや、広東料理のようにあっさりした海鮮料理、上海料理の小籠包や餃子など、バラエティ豊か。「北京ダック」や「フカヒレスープ」といった高級料理から、手軽な麺類や屋台料理まで、さまざまな料理を楽しめます。
日本人にとって馴染み深い料理が多いので、チャレンジしやすいのもポイントですね!ボリュームもありコスパも良いので、食い倒れ旅にぴったりですよ。
こんな楽しみ方も!ご飯が美味しい国をより満喫するコツ
ただ食べるだけじゃもったいない!せっかくご飯が美味しい国に行くなら、もっと深く楽しむ方法も知っておきたいですよね。ここでは、ご飯が美味しい国をより満喫するコツを紹介します。
現地のスーパーや市場に行ってみる
観光地のレストランだけでなく、ローカルスーパーや市場にも足を運んでみましょう。現地ならではの調味料や食材、お菓子などが手に入り、お土産探しにもぴったりです。散策してみるだけでも楽しいですよ。
また、現地のスーパーや市場は価格が低めなのもポイント!たとえば、観光客向けのレストランでオーダーしたら1,000円程度の値段がするものでも、ローカル店だと半額以下ということも。現地のリアルな食文化を知る体験にもなるので、おすすめですよ。
ガイドブックやネットの情報だけでなく現地でのおすすめを聞く
ガイドブックやネットの情報は便利ですが、ときには現地の人におすすめのお店を聞いてみるのも◎!ホテルやショップのスタッフ、タクシーの運転手などに気軽に話しかけてみましょう。
「地元の人に人気のお店はどこですか?」「このあたりで美味しい〇〇が食べられるところはありますか?」などと聞いてみると、観光客があまり行かないような、とっておきの隠れ家的なお店を教えてもらえることもありますよ。
屋台や水道水の利用には注意も必要!
海外で“美味しいかどうか”は大切ですが、同じくらい大切なのが“安心して食べられるかどうか”です。特に発展途上国では、水道水をそのまま飲めない地域も多く、衛生面への注意が必要です。
まず、旅行先では必ずミネラルウォーターを購入するようにしましょう。屋台グルメを楽しむなら、氷は避けるようにするほか、「加熱されているか」「現地の人が多く並んでいるか」などをしっかり確認することをおすすめします。食べる前の手洗いも忘れずに!
世界のご飯が美味しい国でグルメツアーを満喫しよう♪
今回は、筆者が実際に旅した国を中心に、特にご飯が美味しいと感じる国をランキング形式でご紹介しました。観光やアクティビティを満喫するだけでなく、日本人の舌に合う“ご飯が美味しい国”を選べば、旅の満足度はぐっと高まりますよね。本記事で紹介した10ヶ国は、どの国も筆者が心からおすすめできるグルメ天国ばかりです。
この記事を参考に次の旅行先を決めて、美味しいグルメを巡る旅に出かけてみてはいかがでしょうか?