太平洋に面した豊かな自然や、独特の食文化が魅力の高知県。旅行の際、「高知ならではの特別感や限定感を演出できるお土産を買いたい!」という人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、お菓子やお酒、雑貨などの中から高知でしか買えないお土産を厳選してご紹介します。ジャンル別に分けているので、お土産選びの参考にしてみてください。
【お菓子・スイーツ編】高知でしか買えないお土産7選
まずは、高知らしさ満点のお菓子・スイーツを7つ厳選しました。甘じょっぱさがクセになる定番土産をはじめ、懐かしさと新鮮さを両立させた温かみのある逸品など、豊富なお菓子・スイーツ系のお土産がそろいます。好みのものがないかチェックしてみましょう。
甘じょっぱい味わいがちょうど良い!|「塩けんぴ」(水車亭)
50年以上にわたって和菓子をつくり続けてきた水車亭(みずぐるまてい)が、長年の試行錯誤を経て開発した「塩けんぴ」。とれたてのさつま芋が持つ甘みや食感が活かされており、ほんのりきかせた高知産の塩と砂糖でつくった蜜が、旨味をいっそう引き立てています。
通常の芋けんぴよりも細めにカットされており、外側は蜜のパリッと感、内側はほど良い柔らかさが感じられ、心地良い食感を楽しめる逸品です。水車亭直営店のほか、高知駅や空港の土産店などでも販売されていることがあるので、気になる方はチェックしてみましょう。
水車亭
【住所】高知県高岡郡四万十町古市町9-30
【電話番号】0880-22-3456
【アクセス】
・高知自動車道「四万十町中央IC」から車で約5分
・土佐くろしお鉄道「窪川駅」から徒歩約15分
【営業時間】8:00〜20:00
【公式Webサイト】https://www.nangokuseika.com/
初めて食べるのに懐かしさを感じる|「羊羹ぱん」(菱田ベーカリー)
1951年にパンメーカーとして創業した菱田ベーカリーの「羊羹ぱん」も、高知らしいお土産にぴったりのひと品。地元で愛されること約50年のロングセラー商品で、ひと口ほおばれば懐かしい味わいが楽しめます。
プレーンのこしあんをはじめ、抹茶やゆず、紫芋、栗といったバリエーションがあるのもうれしいポイント。まずはプレーンで基本の味を楽しみつつ、好みの味も試してみてはいかがでしょうか。さらに、ホイップクリームを合わせた「羊羹ツイスト」も絶品です。
菱田ベーカリーのパンは、地元のスーパーやコンビニエンスストアなどで売られていることがあるので、近くを通った際は売り場を覗いてみるのがおすすめですよ。
菱田ベーカリー
【住所】高知県宿毛市和田340-1
【電話番号】0880-62-0278
【アクセス】土佐くろしお鉄道「東宿毛駅」から車で約5分
【営業時間】11:00〜17:00
【支払い方法】現金、クレジットカード可
【公式Webサイト】https://hishidapan.co.jp/
ミルクと白餡の優しい甘さがマッチ!|「竜馬がゆく」(青柳)
1936年に創業した老舗和洋菓子店・青柳が手掛ける「竜馬がゆく」は、1964年に誕生した銘菓です。ふんわりとしたカステラ風の生地にミルク仕立ての白あんが包まれ、優しい甘さが特徴的。しっとりとした食感と上品な風味は、子どもからお年取りまで世代を問わず喜ばれるでしょう。
パッケージには明日に向かっていく龍馬の姿が表現されており、高知らしさはもちろんお土産としての印象も残せるひと品。県内には直営店が7店舗あるほか、高知駅や空港の売店でも見かけることが多いので、旅の締めくくりに購入するのもおすすめです。
青柳
【住所】高知県高知市大津乙1741(プラスワン店)ほか
【電話番号】088-866-2359
【アクセス】JR「布師田駅」から徒歩約13分
【営業時間】10:00〜18:00
【公式Webサイト】https://www.tosa-aoyagi.com/
【SNSアカウント】
https://www.facebook.com/tosa.aoyagi
アイスなのにサクサク食感が気持ちいい|「アイスクリン」(1×1=1)
高知の夏の風物詩として知られる「アイスクリン」は、明治期に誕生したとされるシャリシャリ食感がうれしい氷菓子。牛乳や卵をベースにつくられており、優しい甘さとさっぱりとした口当たりが特徴です。牛乳100%のようなアイスクリームよりも軽く、何個でも食べられそうな後味の良さがあります。
製造元の「1×1=1(いちかけるいち)」は、昔ながらの手作り製法を守り続けており、アイスクリンのほんのり黄色い見た目は昭和レトロな懐かしさを感じさせてくれます。
こちらのアイスクリンは、公式の通販サイトで購入が可能です。現地で食べてみて気に入った場合は、取り寄せたり贈り物として購入したりするのも良いでしょう。
1×1=1
【住所】高知県高知市南はりまや町2-3-12
【電話番号】088-882-4852
【アクセス】土佐電鉄「はりまや橋電停」から徒歩約5分
【営業時間】9:30〜18:00
【公式Webサイト】https://www.1kakeru1.com/
甘酸っぱい恋の味が印象的な高知の銘菓|「かんざし」(菓舗浜幸)
1957年創業の老舗菓子店・菓舗浜幸が手掛ける「かんざし」は、ゆず風味の白あんを食感柔らかな生地で包み込んだ和洋折衷の銘菓です。高知のよさこい節であり、純信とお馬の恋物語でもある歌にちなんだ菓子で、口の中に広がる爽やかな酸味と上品な甘さは、まさに甘酸っぱい恋の味。
可愛らしい見た目が印象的で、冷蔵庫で冷やしてから食べても良し、トースターでリベイクして味わっても良しの逸品です。個包装になっているので、職場や友人への配り菓子としても活躍してくれます。
直営店のほか、高知空港などでも販売されていることがあるので、旅行中や帰りのフライトを待つ時間に購入してみてはいかがでしょうか。
菓舗浜幸
【住所】高知県高知市はりまや町1-1-1(はりまや本店)ほか
【電話番号】088-875-8151
【アクセス】土佐電鉄「はりまや橋電停」から徒歩すぐ
【営業時間】9:30〜19:00
【公式Webサイト】https://www.hamako.com/
【SNSアカウント】
https://www.instagram.com/patisserie_hamako
https://twitter.com/kaho_hamako
https://www.facebook.com/okashi.hamako
昔ながらの製法にこだわった可愛らしい饅頭|「都まん」(都まん)
地元で長年愛される「都まん」は、昔ながらの素材選び・製法にこだわってつくられる和菓子です。素材には白あんをはじめ、小麦粉や砂糖、卵、蜂蜜が使われており、優しく素朴な味わいはコーヒーやお茶にもマッチします。
防腐剤や保存料は不使用なので賞味期限は1週間ほどですが、小さなお子さまも安心して食べられるのはうれしいポイント。また、個包装になっているので、お土産にもぴったりのひと品といえるでしょう。
都まん本店のほか、高知駅や空港、スーパーなどでも取り扱っていることがあるので、ぜひチェックしてみてください。
都まん
【住所】高知県高知市帯屋町1-7-16
【電話番号】088-872-3424
【アクセス】土佐電鉄「はりまや橋電停」から徒歩約5分
【営業時間】10:00〜17:00
【公式Webサイト】https://miyakoman.jp/index.htm
高知発のビスケットと人気洋菓子店のコラボスイーツ|「ミレーサンド」(モンプレジール)
高知生まれのロングセラー商品・ミレービスケットに、洋菓子店・モンプレジールの特製クリームをサンドした新感覚スイーツが「ミレーサンド」です。
香ばしいビスケットと、なめらかなクリームの絶妙な組み合わせは、一度食べたらやみつきになること間違いなし。特製クリームはいちごや抹茶、キャラメル、マロン、黒糖きなこなどのバリエーションがあるので、自分が気になった味や贈る人の好みに合ったものを選んでみましょう。
ミレーサンドは空港などでも購入できますが、季節限定フレーバーは直営店で販売されていることが多いので、高知を訪ねた際はモンプレジールへと足を運んでみてください。
モンプレジール
【住所】高知県高知市若松町1701
【電話番号】088-855-6248
【アクセス】土佐電鉄「知寄町電停」から徒歩約7分
【営業時間】10:00〜19:00
【公式Webサイト】https://monplaisir.co.jp/
【SNSアカウント】
https://www.instagram.com/monplaisir_kochi
【調味料・食品編】高知でしか買えないお土産3選
お土産の定番といえばお菓子・スイーツですが、ご飯が進む調味料や高知ならではの食材を使った土産も見逃せません。
ここでは、家庭の食卓をちょっと贅沢なものにしてくれる、自宅用にも贈り物にもぴったりな逸品をご紹介します。
高知の郷土料理を自宅でも|「一本釣り藁焼き鰹たたき」(明神水産)
高知のグルメといえば、やはりカツオのたたきでしょう。その中でも「一本釣り藁焼き鰹たたき」は、漁師が一本一本釣り上げた鮮度抜群のカツオを、藁の強い火力で一気に焼き上げた注目のひと品。
外は香ばしく、中はしっとりとレアに仕上がっているため、噛むほどにカツオの旨みが広がります。さらに、付属のタレや薬味と一緒に頬張れば、高知の漁港で味わっているかのような臨場感が楽しめるでしょう。
持ち帰りもできますが、全国発送も可能なので、鮮度が気になる方も安心してお土産として購入できます。
明神水産
【住所】高知市帯屋町2-4-15(藁焼き鰹たたき明神丸 大橋通り店)ほか
【電話番号】088-821-8808
【アクセス】とさでん「大橋通駅」から徒歩すぐ
【営業時間】10:00〜19:00(日曜は9:00〜19:00)
【公式Webサイト】https://myojinmaru.jp/
【SNSアカウント】
https://www.instagram.com/myojin.maru
https://www.facebook.com/myojinsuisan
これ以上ぴったりな商品名はない!|「万能おかず生姜」(四国健商)
実は、高知県は生姜の生産量が日本一。そして、その風味と食感を存分に生かしたお土産としておすすめなのが「万能おかず生姜」です。
細かく刻んだ高知産の生姜を醤油と黒米酢に漬け込んだシンプルな商品ですが、そのまま食べても美味しく、ご飯のお供にもぴったりの味わい。さらに、さまざまな料理の調味料として活躍するので、料理好きな方も喜ぶお土産です。
県内のセレクトショップなどで取り扱われていることが多いので、高知旅行の際は意識して探してみてください。
四国健商
【住所】高知県高知市帯屋町2-5-11(珍味堂 ひろめ市場)
【電話番号】088-872-0266
【アクセス】とさでん「蓮池町駅」から徒歩約10分
【営業時間】8:00〜 22:30(日曜は7:00~22:30)
【支払い方法】現金、クレジットカード可
【公式Webサイト】https://s-kensho.jp/
TKG好きにはたまらない逸品|「卵かけご飯専用宗田節」(新谷商店)
ソウダガツオでつくられた鰹節・宗田節(そうだぶし)は、通常のカツオよりもコクが深く、濃厚な旨みが楽しめる高知県土佐清水市の特産品。「卵かけご飯専用宗田節」は、その風味を卵とご飯にベストマッチするように削り、配合を工夫して生み出した逸品です。
温かいご飯に卵を落とし、この宗田節をたっぷりかければ、香りと旨みのダブルパンチが味覚を刺激。醤油を少し垂らせば、さらに味が引き立ちます。軽くて持ち運びしやすく、料理の仕上げにも使えるので、自宅用・贈答用の両方で人気の商品です。
道の駅やセレクトショップなどで販売されていることが多いため、TKG好きの方は要チェックですよ。
新谷商店
【住所】高知県高岡郡四万十町 十和川口62-9(道の駅 四万十とおわ)
【電話番号】0880-82-9220(新谷商店)
【アクセス】JR「十川駅」から車で約3分(道の駅 四万十とおわ)
【営業時間】11:00〜17:00
【公式Webサイト】https://soudabushi.com/
【SNSアカウント】
https://www.facebook.com/soudabushi
【雑貨編】高知でしか買えないお土産2選
高知にはユニークな雑貨も数多くあり、お土産として買って帰るのもおすすめです。ここでは、地元職人の手仕事が光る民芸品や、歴史好きにはたまらない偉人グッズを紹介します。
「シーサー」に似ているけど違います|「トーサー」(宮地民芸)
沖縄の守り神・シーサーにそっくりな見た目をしていますが、「トーサー」は高知生まれの置物です。なんでも、シーサーに憧れた土佐犬が変化したキャラクターなのだとか……。
2匹の置物はどちらも土佐犬で、口を大きく開いたほうがオス、口を閉じたほうがメスの夫婦セット。ひょうきんな表情をしていますが、時間が経つほどにだんだんと可愛く見えていくのが魅力かもしれませんね。
トーサーは高知の空港や駅構内のショップなどで販売されています。高知らしい雑貨をお探しの方は、ぜひ購入してみてはいかがでしょうか。
宮地民芸
【住所】高知県南国市久枝乙58(高知空港)
【電話番号】088-833-4868(宮地民芸)
【アクセス】高知空港2F
【営業時間】11:00〜17:00
【支払い方法】現金、クレジットカード可
【公式Webサイト】https://www.big-advance.site/
高知出身の偉人がグッズに!?|「坂本龍馬Tシャツ」ほか(高知県立坂本龍馬記念館)
幕末の志士・坂本龍馬の魅力を詰め込んだオリジナルグッズをそろえるのが、高知県立坂本龍馬記念館です。中でも歴史ファンに人気なのが、龍馬のシルエットがあしらわれたTシャツ。シンプルながらインパクトのあるデザインで、部屋着はもちろん私服にもぴったりです。
ほかにも、ポスターや文具など歴史ファン必見のアイテムが多数取りそろえられており、龍馬の世界観を身近に感じられるお土産が見つかるでしょう。
高知県立坂本龍馬記念館
【住所】高知県高知市浦戸城山830
【電話番号】088-841-0001
【アクセス】
・JR「高知駅」からバスで約34分「龍馬記念館前」下車すぐ
・高知東部自動車道「高知南IC」から車で約15分
【営業時間】9:00〜17:00
【支払い方法】現金、クレジットカード、電子マネー可
【公式Webサイト】https://ryoma-kinenkan.jp/
【SNSアカウント】
https://www.instagram.com/ryomakinenkan
https://www.facebook.com/ryomakinenkan
高知のお土産はどこで買う?定番・穴場のおすすめスポット
高知では、観光客に人気の大型物産館から、地元民が通うスーパーやコンビニまで幅広い場所でお土産を購入できます。それぞれ販売されているものや特徴が異なるので、目的や時間に合わせて訪れるのがおすすめ。
ここからは、高知らしい魅力を感じられるお土産が手に入るおすすめスポットを見ていきましょう。
【物産館・セレクトショップ】お酒やおつまみなど高知らしいお土産の宝庫!
観光を兼ねてお土産を探したい場合は、以下のスポットがおすすめです。
- 土佐せれくとしょっぷ てんこす(高知市)
- ひろめ市場(高知市)
- 物産館サンリバー四万十(四万十市)
「土佐せれくとしょっぷ てんこす」では、響屋の「地酒飲み比べセット」やご当地クラフトビール「TOSACO」のほか、「きびなごロースト」や「かつおのジャーキー」といった、おつまみになる逸品も販売されていることも。
また、鮮魚店や精肉店、飲食店、お土産屋さんなどが並ぶひろめ市場も近くにあるので、観光をしながらお土産選びができるのもうれしいポイントです。
【スーパー・コンビニ】地元民だけが知っている意外なお宝も!?
お土産探しはついついセレクトショップなどへと行きがちですが、地元感あふれるお土産を探すなら、スーパーやコンビニも侮れません。高知市内のスーパーでは、地元メーカーの調味料や惣菜、地域限定のお菓子などが手頃な価格で手に入ることもあります。
たとえば、高知のスーパー「サニーマート」なら、本記事でも紹介した「アイスクリン」や、帽子の形をした「ぼうしパン」、「ミレービスケット」などを購入できます。また、「やみつきにんにくやきタレ」や「土佐山村ゆずづくし」といった調味料も購入できるので、地元の味わいを楽しみたい方にはぴったりのスポットです。
さらに、コンビニでは高知の地酒をはじめ、ゆずドリンクの「ごっくん馬路村」や、乳酸菌飲料「リープル」など、県民のソウルドリンクが販売されていることも。気になる方は立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
高知でしか買えないお土産で家族や友人に喜んでもらおう!
旅行の締めくくりに、高知ならではのお土産を選ぶのも旅の楽しみのひとつ。自分用はもちろん、家族や友人に地域の限定品や高知にゆかりのあるものを渡すと、喜ばれることでしょう。
本記事で紹介したお菓子や調味料、雑貨はどれも個性的で高知らしさがぎゅっと詰まった逸品ばかり。大切な人や日頃お世話になっている人へのプレゼントに、そして旅の思い出や自分へのご褒美に、ぜひ高知でしか買えないお土産を手に取ってみてください。