5月の国内宿泊80%増 大型連休で旅行需要回復

観光庁などが入る中央合同庁舎第3号館=東京都千代田区
観光庁などが入る中央合同庁舎第3号館=東京都千代田区

観光庁が公表した5月の宿泊旅行統計(1次速報)によると、国内のホテル・旅館に泊まった人は前年同月比82・3%増の3779万人だった。前年を上回るのは6カ月連続。5月上旬の大型連休は3年ぶりに新型コロナウイルス感染症対策の行動制限がなかったため、旅行需要が回復した。コロナ禍前の2019年同月比は26・5%減だった。

宿泊者数の内訳は、日本人が前年比81・0%増の3709万人、外国人は193・3%増の70万人だった。客室稼働率は46・7%で、前年比20・0ポイント上昇した。

一方、4月の宿泊者数(2次速報)は50・7%増の3363万人で、鳥取を除く46都道府県がプラスとなった。伸び率が最も高かったのは京都府の108・8%(151万人)。次いで大阪府が84・3%(209万人)、宮城県が82・0%(70万人)など。

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