吉本興業がメタバース事業、第一弾は兵庫県養父市で地方創生

吉本興業
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吉本興業(大阪市中央区)は13日、3次元(3D)仮想空間「メタバース」などのデジタル事業に関する発表会を開催した。6月末に兵庫県養父市の観光名所を再現したメタバースを開始する。所属タレントの3Dモデルを作成し、オンラインイベントを開催したり、広告商材として活用したりする。

メタバース事業では、地方自治体などと連携し、観光名所などをインターネット上に再現。利用者はパソコンなどでアクセスし、仮想空間での旅行ツアーなどを体験できる。

所属タレントの「アバター」と呼ばれる3Dの分身を作成。芸人以外にもアイドルやスポーツ選手、キャラクターなどのアバターも幅広く管理し、メタバース内でのイベントに〝出演〟させるなど、新たな娯楽コンテンツを開発する。

将来的には、最新の認証技術で加工したデータを売買できる「NFT」の技術も使い、メタバース内でタレントの衣装や人気ギャグなどの動きを販売するなど、新たなサービスにもつなげたい考えだ。

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