東京都、ウェブ参加併用MICEに助成 島しょ開催も支援
東京都は国際会議や展示会といったMICEについて、対面形式とウェブ参加を併用する「ハイブリッド型」での開催に対する助成制度を創設した。島しょ地域でのMICEの誘致や開催に対する支援制度も新たに設けた。新型コロナウイルスへの対応を強化し、多様な場所で開催できるよう後押しすることで、東京でのMICE開催を誘致し地域経済の活性化を図る。
ハイブリッド型は、オンライン対応のための映像機器や通信設備の導入費など600万円を上限に助成する。対面で参加する人の宿泊日数の合計が400泊以上で、オンラインを含めた参加が3カ国・地域以上であることなどが条件となる。
都内の施設で2022年度中にハイブリッド型で開催されるMICEが対象で、3回に分けて公募する。希望者は東京観光財団に申し込む。初回審査分の締め切りは5月31日。
島しょ部で開催するMICEは、会場費や機材費のほか、船賃など島しょ部特有の経費を助成対象とした。希望する主催者には観光ツアーなどのプログラムを提供し、島ならではの魅力の発信にもつなげる。