韓国観光公社 日本の旅行業界関係者招き約2年ぶり視察ツアー

韓国観光公社は、新型コロナウイルスの影響で中断している観光の再開を見据え、日本から旅行業界の関係者を招いて、新たな観光スポットなどを案内する視察ツアーをおよそ2年ぶりに実施しています。

韓国観光公社は、日本の旅行業界の関係者10人余りを招き、今月17日から5日間の日程で首都ソウルや北東部のカンヌン(江陵)の観光地を案内しています。

これは、新型コロナウイルスの影響で中断している日本からの観光の再開を見据えて行われたもので、韓国観光公社によりますと、こうした視察ツアーの実施はおよそ2年ぶりです。

一行は20日、カフェや雑貨店などが多く集まり、新たな観光スポットとして注目されているソウルのソンスドン(聖水洞)を訪れ、およそ2000種類もの商品を体験することができる大手化粧品メーカーの施設などを見て回りました。

日本の旅行会社の担当者は「知らなかった韓国を知る機会となったので、情報を提供していきたい。交流が早く再開してほしい」と話していました。

韓国観光公社は、日本の参加者からの意見を取り入れるなどして、新たなツアーの開発や観光客の誘致につなげたい考えで、日本チーム長は「日本では韓国のドラマやファッションが人気があるので、より多くの若者が韓国を訪れてくれるのではないかと考えている」と述べて、期待を示していました。