大型連休 沖縄でレンタカー予約キャンセル待ち 台数追いつかず

沖縄県内では新型コロナの影響で観光客の減少が続いたため、レンタカー会社が経費削減のため保有する車を減らしています。一方、この大型連休中は、多くの観光客が訪れると予想されていて、レンタカーの台数が追いつかずキャンセル待ちが相次ぐ状況となっています。

大手旅行会社によりますと、大型連休中の今月29日から来月5日までの間で、航空券やツアーなどの予約は、沖縄県内に向かうものが全国で最も多いということです。

しかし、沖縄県内の主なレンタカー会社は、新型コロナの影響で観光客の減少が続いたため経営状況が厳しくなっていて、保険料や整備費などの経費を減らすため保有する車を減らしています。

このため、この大型連休の期間中、レンタカーの予約が取りにくくなっているということです。

キャンセル待ち150件ほどに

このうち、県内に6つの営業所があるレンタカー会社では、コロナ禍前は2100台ほどあった車を、およそ600台に減らしたこともあり、連休中の予約が埋まっていて、150件ほどのキャンセル待ちが出ているということです。

沖縄ツーリスト予約課の大城伸二課長は「新型コロナで需要が著しく低下し、車を減らさざるをえない状況でした。観光が回復傾向にある中で、沖縄観光で特に必要なレンタカーを提供できないのは、残念な気持ちでいっぱいです。レンタル業にも、国などからの支援を検討してもらいたいです」と話していました。