四電が外資系ホテル計画 JR高松駅近くの県有地
阪田隼人
JR高松駅近くの香川県有地で、未利用の「サンポート高松B2街区」について、県は四国電力に売却すると決めた。四電は外資系ホテルグループが運営する19階建てホテル(100室程度)を、2025年9月ごろに開業する計画を提案している。
B2街区は面積約5千平方メートルで、01年以降、3回にわたり事業者の公募をしてきたが、不調に終わり、未利用地になっていた。
県は昨年、商業・宿泊施設の誘致のために事業者を公募したところ、四電を含む2事業者から応募があった。四電の提案について、県の審査委員会が高い評価をつけ、入選案とした。決定は3月31日付。
県は近く、四電と基本協定を締結したうえで、土地を売却する。売却額は15億円程度になる見込み。
浜田恵造知事は4日の会見で「サンポート高松に新たな価値をもたらし、県全体の活性化につながると期待している」と話した。