航空大手の日本航空(JAL)は、東京ベイ東急ホテル(千葉県浦安市)と協力し、退役する航空機の部品をホテルの一室にあしらったコンセプトルーム「ウイングルーム」を新たにつくり、4月28日から宿泊プランを販売すると発表した。部品の再利用を通じて、廃棄物を削減するのが狙い。
ウイングルームは、東京ベイ東急ホテル10階に1室を設置。定員2人、広さ43平方メートルで、価格は1人6600円〜(2人1万3200円〜)に設定した。販売期間は2023年4月25日まで。
室内には航空機シートや窓枠パネル、カーペット、ミールカート、エンジンブレードなどを配置する。国際線アメニティやオリジナル宿泊証明書の提供も予定している。
JALグループは21年10月から、廃棄される航空機の部品を生かした商品の販売を開始。廃棄物の削減などを目的としており、これまでに救命胴衣やシートカバーの廃材をリメイクしたポーチなどを販売した実績がある。
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