ドバイ万博閉幕、バトンは次の大阪へ コロナ下で2200万人超来場

ドバイ=添田樹紀
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 アラブ首長国連邦(UAE)で開催されていたドバイ万博が3月31日(日本時間4月1日未明)、6カ月の期間を終えて閉幕した。新型コロナウイルスの影響による1年の延期を経て有観客で開催され、2200万人以上が来場。バトンは次の2025年大阪・関西万博へと引き継がれた。

 この日夜に行われた閉幕式では、若宮健嗣・万博担当相と吉村洋文大阪府知事が登壇。オーケストラの演奏とともにUAEから次期開催地の日本に博覧会国際事務局(BIE、本部パリ)の旗が引き継がれると、花火が上がり、会場は歓声に包まれた。

 ドバイ万博は昨年10月1日に開幕し、190以上の国・地域がパビリオンを出展した。2500万人が目標だった来場者数は、3月29日時点で累計約2294万人に上った。

 吉村知事は同日からドバイ万博を視察し、30日には松井一郎大阪市長も合流した。2人で合わせて計16カ国のパビリオンを訪れ、大阪・関西万博への参加を呼びかけた。

 吉村知事は閉幕式後、記者団に対し、「大阪・関西万博に多くの国々が期待していると肌で感じた。責任を持ってすばらしい万博を実現したい」。松井市長は「25年に向けて最高のスタートができた。(大阪・関西万博の)閉会日に最高に感動できるように、あとは全力で走りきる」と意気込みを語った。(ドバイ=添田樹紀)

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