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「日本旅行」についてタイムアウト東京 読者へ調査、日本の渡航制限「厳しすぎる」が6割強

2022.02.25

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地域密着のガイドでありながらグローバルブランドというユニークなメディアのタイムアウト東京が、英語版ウェブサイトの読者を対象に「日本への旅行」に関するアンケートを実施し、その結果を発表した。

このアンケートは、「日本への旅行」と「新型コロナと旅行」と2つのテーマで、2021年12月から2022年2月にかけて2回に渡り、タイムアウト東京英語版ウェブサイトにて行われたもので、合計で1228件の回答を得ている。結果としては、世界的にも厳しいと言われる日本の渡航制限については全体の67%が「あまりにも厳しく、非現実的」と回答。しかし、制限が解除されればすぐに日本を訪れたいという回答は58%を占め、訪日意向の高さが示されたものだった。

個別の質問については、まず「いつごろ日本に旅行へ行きたいか?」という問いに対し、「観光客への渡航制限が解除されたらすぐにでも行きたい」が全体の58%を占めた。次いで、「渡航制限が解除されてから数カ月後」が28%、「渡航予定はない」が2%という結果に。制限が解除されたらすぐにでも行きたいと考えている人が圧倒的に多い結果となった。

次に、「日本で一番やりたいこと」では、世界有数の美食が集まる国ということが周知されているからか「飲食」が40%と高く、次いで「観光地巡り」が31%、「自然を満喫する」が17%。

「日本に旅行するために、どのような準備をしているか?」では、「やりたいことのリサーチ」が61%、 「ウェブサイトやSNSで旅のインスパイアをチェックしている」が20% 、「日本語を話す、読むことを学んでいる」が17%となった。

「日本の渡航制限に関するルールをどう思うか?」では、「あまりにも厳しく、非現実的である」が67%と回答の3分の2を占める結果になった一方で、 「日本は国を守るために正しい判断をしている」は8%に留まり、現在の水際対策については厳しいと考える人が多かった。

 

「どのような状況になれば、日本への渡航を検討するか?」では、「日本の隔離期間が廃止されたら」が50%、「たとえ制限があったとしても、国境が観光客に開かれたら」が29%、「新型コロナが落ち着いたら」が3%と、コロナ禍にもかかわらず、日本への渡航には高い関心が寄せられている。

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