西武HD、ホテルなど31施設を売却 シンガポール政府系ファンドへ

ザ・プリンス パークタワー東京

西武ホールディングスは、プリンスホテルが保有しているホテル・レジャー施設31施設を、シンガポール政府系投資ファンドのGICに売却する。基本協定書を締結した。

流動化によるキャッシュの創出と、西武・プリンスホテルズワールドワイドによる運営業務の受託を前提に売却することを検討していた。再開発を予定しているものは継続保有する。譲渡価格は1,500億円程度で、2021年3月期末時点の簿価を前提とする場合、800億円程度の譲渡益を計上する見通し。

現時点で、ザ・プリンスパークタワー東京、苗場プリンスホテル、札幌プリンスホテル、サンシャインシティプリンスホテル、グランドプリンスホテル広島、ザ・プリンス京都宝ヶ池、志賀高原プリンスホテル、釧路プリンスホテル、万座プリンスホテル、万座高原ホテル、下田プリンスホテル、函館大沼プリンスホテル、嬬恋プリンスホテル、屈斜路プリンスホテル、雫石プリンスホテルのホテル15施設のほか、竜王ゴルフコース、大原・御宿ゴルフコース、北海道カントリークラブ大沼コース、嬬恋高原ゴルフ場、日南串間ゴルフコース、富良野ゴルフコース、岩手沼宮内カントリークラブ、女満別ゴルフコース、上士幌ゴルフ場、雫石ゴルフ場のゴルフ場10施設、苗場スキー場、かぐらスキー場、志賀高原焼額山スキー場、万座温泉スキー場、六日町八海山スキー場、雫石スキー場のスキー場6施設の売却を見込んでいる。